私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日は、物質の本質についてお話したいと思います。
前回は、冥王星が人類に与えた影響についてご紹介しました。
その話の中で、
惑星の動きがなぜ人類進化を促すの?
惑星ってただの星じゃないの?
と疑問に思った方もいらっしゃるのではないかなと思います。
今日はその疑問に対して、くわしく解説してみたいと思います。
プラトンのイデア論
以前、哲学者プラトンのイデア論についてご紹介しましたね。
プラトンはこの世界には「イデア界」と「感覚界」の二つの世界で構成されているとしています。
わかりやすくいえば、
このような分け方になります。
そしてプラトンは、この二つの世界を「洞窟の比喩」にたとえました。
洞窟の世界(物質世界)では、壁に映された「影」を、人間は本物だと信じこんで生きています。
プラトンは上記にも挙げたように、
【感覚界】絶えず物事が生成・変化・消滅する世界/結果、仮の実在、影/肉体
この物質世界は、「結果、仮の実在、影である」とのこと。
目の前にあるスマホも、コップも、テーブルもすべて影。
では、物質が「影」だとするならば、物質の「本体」はどこにあるのか?
プラトンは、物質の本体はイデア界、真の宇宙にあるといいます。
【イデア界】永遠、不動のあり方/原因・真の実在/本体/魂
物質の本体はイデア界にあり、それがこの世界へ投影されて物質が存在するように見えている。
物にはたしかな固さもあり、手触りも感じ、重さもあります。
でも物質は「影」。
なんとも不思議な話ですよね。
物質にはその「本質」がある
プラトンだけでなく、ヌーソロジーもシュタイナーも共通して、このようにいいます。
物質にはその「本質」なるものがある。
つまり、この世界にある物質が「影」ならば、それを投影するための「本当の物質」が真の宇宙にあるということなんですよね。
だから物質は「影」なんです。
その物質の本体のことを、「霊的○○」「本質」などと呼ぶようです。
物質の本質は違うカタチで存在している
そして、ここからが重要なポイントです。
「霊的○○」などと表現されるものは、たしかにこの物質世界に投影され、私たちはそれらを見ることができます。
しかし、「霊的○○」という物質の本質なる存在は、物質世界に投影された形とそっくり同じように真の宇宙に存在しているわけではありません。
「霊的○○」などと表現された場合、自分が見ている物質を思い起こしてもダメなんです。
イメージするツールとして使うくらいなら問題ありませんが、
「霊的○○」はその姿・形、そしてそれが存在している次元もまったく違うんです。
そしてさらにさらに、
その本質の「意味」もまったく異なるのです!
霊的◯◯のイメージ
これはどういうことかというと、私たちが見ている世界を「影」だとするならば、次元は一段下がりますが、スクリーンに映された影を見ていることになります。
私たちが普段見ているリンゴは立体なので、この3次元空間で表現すればこうなります。
つまり、りんごの大本となるものが存在していて、それが下次元に投影されていることになります。
上記の図にあるハテナがついてるものこそ「霊的りんご」になり、りんごの「本質」です。
りんごには赤い色や香り、味などがあります。
しかし霊的りんごには、三次元のりんごをさらに上回る上次元の要素があるようです。
これは今後お話していくことになりますが、その上次元の要素を知覚できるようにするためには、
霊的認識力、霊的知覚力を育成することが必要になります。
私たちが肉体に持っている五感、知覚能力は物質世界専用のものです。
これからは霊的世界、真の宇宙を知覚するための能力を育てていかなければいけません。
この霊的認識力や霊的知覚力を育てていこうとするのが、ヌーソロジーでありシュタイナー思想です。
惑星の本質
そして、ここから冥王星の話に移ります。
冥王星の存在そのものも、上記のお話同様、真の宇宙にその「本質」が存在しています。
上記の話はおもに、物質の「姿・形」についてのお話でしたが、冥王星だけでなく真の宇宙に存在している惑星すべては「まったく違うもの」として投影されています。
じつは、冥王星やその他惑星すべて、真の宇宙では「霊的な力」として存在しています。
その霊的な力の存在そのものが、この物質宇宙では「惑星」として投影されています。
また、その霊的な力の流動性や特徴が、物質宇宙において惑星の「軌道」、「活動状態」、「人類の動き」として投影されているんです。
冥王星の霊的ストーリー
OCOTの話では、
シリウスの力により、地球人の意識進化を推進するために冥王星の力は生みだされた。
といいます。
その力の誕生が物質世界に投影され、1930年冥王星発見!というストーリーで上映されたという感じです。
さらに冥王星は、「冥界の神プルート」の名前にもあるように、「死と再生」を司る存在です。
その「死と再生」という力が、人間の意識にビビビーっと届き、この物質世界であの量子力学が誕生しました。
量子力学は人類に新しい技術進化を与えた一方、核爆弾などの驚異ももたらしました。
1930年前後に急に名だたる天才たちが次々と現れ、またたく間に量子力学を誕生させていった~なんてできすぎた話ですよね!
この物質世界では、冥王星発見と量子力学誕生にこのような関係があるなんて、微塵も思っていないことでしょう。
物質世界の歴史から、真の宇宙において起こっていた霊的冥王星の力の動きを考えてみると、量子力学誕生が1930年前後なので、真の宇宙ではシリウスの働きが物質宇宙での冥王星発見!の前から動いていたとも捉えられますね。
惑星はただの土くれではない
惑星の動きと人類の動きが連動していること、そして惑星の動きが人類に影響を与えるその理由は、
真の宇宙で起こっている霊的な力の流動性が、ストーリー性を伴ってこの物質宇宙に上映(投影)されているから
なんです。
いかがですか?
何となく理解できそうですか?
私たちはどうしても、人間型ゲシュタルト的な思考(唯物論的思考)を持っているので、惑星と聞くと宇宙図鑑とかで見る”あの惑星”を思い起こしてしまいます。
その惑星はガスの塊だったり、堅い鉱物で構成されているといいます。
しかし、惑星とは本来そのようなただの土くれではないんです。
真の宇宙にはその「惑星の本質」があり、それが次元を落として投影されているんです。(先程のりんごの話)
人間自身の霊的認識力が育っていないために、ただの土くれにしか見えないんです。
惑星の軌道も今の宇宙科学では、「なぜ惑星は回っているのか」ということについて解明できていません。
「宇宙はすべて回るものだから」という考えで終わってしまいます。
惑星の動きのその裏には、真の宇宙における霊的な力の流動性が関わっているんです。
まとめ
惑星だけでなく、この物質世界に存在するものはすべて、真の宇宙にある霊的存在の「影」です。
物質という「影」だけを見て「これは○○だ!」と決めつけてしまうと、その本質を永遠に知ることはできません。
そうではなく、「物質は影であり、その本質は真の宇宙にある」ということをしっかり理解した上で、その対象と向き合う事が大切です。
また、真の宇宙で起こっていることは、私たちは知覚することができません。
この物質世界に投影されて、初めてその存在を認識できます。
たとえ次元を落としてこの世界に投影されているとしても、この物質宇宙で起こっていることの裏側では、真の宇宙の力が動いているんだ!という視点を持つことも大切になります。
最初に真の宇宙の霊的な動きありき!
なのです。
いかがでしたでしょうか?
これからは唯物論ではなく、
霊的唯物論
という思考を持つことが大事です。
この思考を持つことが、変換人型ゲシュタルト(トランスフォーマーゲシュタルト)への第一歩です。
今すぐに唯物論的思考を手放すのは難しいと思います。
私も頭でわかっているのに、なかなかヌーソロジーが理解できなかったのは、心の奥底で未だに唯物論的思考が生きていたからでした。
唯物論的思考はなかなかしつこいのだ!!
それを取り払うのに時間がかかったので、みなさんも焦らずゆっくり、唯物論的思考を霊的唯物論に変えていってくださいね。
次回もお楽しみに♪
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