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【三体思想トライアドローン】Ricardo&natan特別対談by2020~序章①~

三体思想トライアドローンアイキャッチ 三体思想トライアドローン
natan
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私の宇宙からこんにちは、natanです。

今回から、ヌーソロジーの先輩であり、ヌーソロジーをベースに考案した三体思想トライアドローンの提唱者であるRicardoさんと2020年に行ったテキスト対談をお送りします。

はじめに

三体思想トライアドローン

今回は特別企画としてヌーソロジーの先輩であり、ヌーソロジーをベースに構築された三体思想トライアドローンの提唱者でいらっしゃるRicardoさんをお招きして、natan&Ricardoさん特別対談の内容をお送りしたいと思います。

今回この対談を企画した理由は、三体思想トライアドローンを学ぶことで、より具体的にヌーソロジーでいわれている主体側の意識、または失われた半身を見いだすきっかけを得られるのではないだろうかという思いがあり、私の構築するヌーソロジーと共通する部分が多々ありましたので、今回の対談を企画しました。

natan
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それではまず、Ricardoさんのご紹介をさせていただきたいと思います。

Ricardoさん、今日はよろしくお願いします。

Ricardoさん
Ricardoさん

はい、よろしくお願いします。

対談の経緯について

Ricardoさんのご紹介

natan
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Ricardoさんとヌーソロジーの出会いについて、また活動内容について簡単に教えてください。

Ricardoさん:はい、2007年頃に近所の書店で半田広宣さんの代表作「2013:シリウス革命」に出会いました。

巻末に記載されていたヌース・アカデメイアの旧掲示板を通して質問を重ねて、ヌーソロジーに対する自分なりの知見を深めていきました。

そうした中で、自分にできることとしてヌーソロジーロッジというSNSサイトを立ち上げたり、東京ヌース倶楽部という勉強会を立ち上げるなどして、ヌーソロジーに関わる人の場を作りながら、自分の勉強も深めていきました。

テキスト対談の経緯について

natan
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そんなRicardoさんと今回コラボすることになった理由なんですが、まず私の方からお話させていただくと…

natan:私はもともと空間との連動性における実体験があり、空間にとても興味を持っていました。

ある日、三体レクチャーをたまたま受ける機会があり、私が普段漠然と空間に感じていることを「身体=意識=空間」という3つの観点から理論的に解説していることを知り驚きました。

私の実体験はどう解釈できるのかを質問したところ、Ricardoさんは三体の視点から答えてくれて、ここまで具体的に身体と空間に言及できる人はいないなと思いました。

また、お互いが空間に興味を持っているだけでなく、ヌーソロジーでいうところの中和側がとても大事であるという意識も同じだったので、Ricardoさんとのコラボ話は自然と出てきた感じですね。

Ricardoさんはいかがでしょうか?

Ricardoさん:とあるきっかけでクローズドな三体レクチャーをさせていただいた時に、natanさんにも聴いていただいていたんですけども、お話をしていると空間側に興味があるとおっしゃていました。

身体に紐づけた形で空間側に興味がある方はいるようでなかなかいないんですよね。

さらに三体に興味を持っていただいたというのがすごく大きかったんですけれども、意識発達のことをnatanさんはブログの記事にたくさん書かれていますよね。

三体は構造観の話が多いんですが、natanさんのブログにあるような意識発達や自我形成の話についての構造観も三体に非常に参考になるのではないだろうかという期待がありました。

また、natanさんがおっしゃっていた中和側がとても大事だという点について、自分の子育ての経験もあったので、まさに客体化していく自我の発達を見ながら、いきなり等化に焦点を当てるのではなく、まずはしっかり中和側に足をつけるべきでは、という視点を持つようになり、natanさんからも「そういった視点がとても大事ですよね」と言っていただいたこともあって、お互いの考えていることのすり合わせができないかと思うに至り、コラボレーションを申し入れたら快諾いただきました。

三体思想トライアドローンについて

思想を見出すまでの経緯

natan
natan

Ricardoさんはこれからお話していただく三体思想トライアドローンを提唱していらっしゃいますが、この三体が見出された経緯を教えていただけますか?

Ricardoさん:先程シリウス革命を通してヌーソロジーに出会ったとお話しましたが、シリウス革命に出会ったのが2007年で、ちょうどその少し前の2005年に娘が生まれているんですよね。

娘の成長を見ているそばでヌーソロジーを勉強していたんですけれど、ヌーソロジーを学べば学ぶほどヌーソロジーは、子供が成長していく過程と子供が見ている世界、また自分が対峙している「前」という空間のことを、まさに解説しているんじゃないだろうかと強く直感したんです。

半田さんご自身は素粒子という観点で、本当の原初の空間と物質の構造を解説されていますけれども、人間という観点でいえば私たちの客観的な空間性や、人間としての空間性、あるいは成長していく段階における空間性は、身体性というものに現れているんじゃないだろうかと考え、それを追いかけていきました。

追いかけていくうちに自然と三体思想(当時は三体論)という考えが生まれました。

natan:私自身も自分の実体験からヌーソロジーを解釈したり、自分なりのヌーソロジーを構築しているので、そういった意味ではRicardoさんは子育てを通してヌースの世界観を感じたというところは私とすごく似ている部分があるなとお話聞いて思いました。

知識だけではない、実際に経験したというは似ているなと。

Ricardoさん
Ricardoさん

そうですよね。

三体思想トライアドローンを一言でいうと…

natan
natan

三体思想トライアドローンはカバーしている領域がとても広いと思うのですが、私のブログの読者さんの中では三体を初めて知るという方がいらっしゃると思うので、まず、三体を一言で表現するとどう表現されるものでしょうか?

Ricardoさん
Ricardoさん

はい、一言でいうと三体思想トライアドローンとは「意識と身体と空間を一体として見る視座」です。どういうことかというと…

三体マーク

Ricardoさん:意識と身体と空間の三体関係という円心図を三体ではシンボルマークにしています。

このシンボルマークはヌーソロジーのヌース・コンストラクションという図でもあるんですけど、三体思想としては、身体と空間は反転関係にあり、その狭間に自我意識が存在していて、精神構造の中にこれらが一体となった構造であるという関係を示している図です。

それをシンボルマークとして、三位一体、三つ巴の構造として捉える考え方ですよということを謳っています。

意識と身体と空間の三位一体_修正
Ricardoさん
Ricardoさん

もうすこしこだわった言い方をすると、「精神構造の現れとしての身体と空間であり、自我の位置を蝶番に反転関係の身体と空間は同様に構造化していき、精神が凝縮化された形で身体と空間の狭間に自我意識が現れる」となります(笑)。

natan
natan

「精神が凝縮化された形で身体と空間の狭間に自我意識が現れる」!おおおっ!!カッコイイ!!!(笑)

三体思想トライアドローンの思考ルート

Ricardoさん
Ricardoさん

先程説明したように、ヌーソロジーを勉強していく中で、私が対峙しているこの「前」という空間はなんだろう?と考えたのが三体を考えるきっかけになっています。

Ricardoさん:その「前」という空間が構成されるには、その背景に自分の幼少期からの成長でたどってきた過程があるはずだと思いましたし、自分の子供の成長も同様の過程をたどっているはずだと思い、ヌーソロジーを学びながら横で見てきました。

その「前」を知るために、ワタシ自身の「前」から始まって子供の成長をたどり、人体がどう発生してきたかということをたどり、過去の生命進化…というものをず~っとたどっていた先に、巡りめぐって人間意識の「前」、人間意識が対峙する空間というところに戻ってくるような、「前」に始まってグルっとたどって結局「前」に戻るというようなルートをたどっていくのが三体の考え方になります。

三体の思考ルート

Ricardoさん:身体を通して空間と身体の反転性と一体性、自我の三つ巴の関係性を探るのに、どういう思考ルートをたどってきたかという話なんですけど…

私が対峙している「前」という空間とはどういうものなんだろう?という疑問からスタートして、子供の発達・成長をふり返って、その背景には人間の人体の発生、胎内での発生ですけども、胎内での人体発生は系統発生をくり返すという反復説というものがあり、さらにそれをたどると生命進化の変遷をたどっていきました。

ここまではずっと身体側の話をたどってきたんですが、それが空間とどう絡んでくるのだろうと考えたときに、奥行きが発生してきたときの生物の身体側がどう形成されてきたのか(※1)、空間と身体の構成的な相関関係(※2)と、その中で出てくる自我が形成されるにあたってどう客体化され、どうやって人間意識になってきたのかというルートをたどって思考していきます。

その全てのルートに対して「環世界(※1)」というキーワードが通奏低音のように鳴り響いています。

このルートをたどるごとに、この環世界というワードが思考ルートをたどるほどに徐々に空間の階層性を明らかにしていく(※1)ことになるんですね。

こういうルートと考え方をたどって、結果的に私の「前」から始まった疑問に対して、人間意識の「前」に戻ってくるというような、ヌーソロジーでいうところのケイブユニバースの図に似たような構造観になっているんじゃないかなと考えています。

ケイブユニバース

(※1):第一部で解説 (※2):第二部で解説

Ricardoさん
Ricardoさん

三体としてはこういう思考ルートをたどって、人間意識の「前」に戻ってきた段階で、意識と身体と空間は一体なんですよという世界観に至るルートであり、そういう形で世界を見ていくという思考ルートになります。

natan
natan

「前」から始まり「前」に戻るというのが三体の醍醐味ですね。

Ricardoさん
Ricardoさん

そうです。

次回につづく…

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