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【シュタイナー】ルシファー意識とアーリマン意識―人間の意識進化に光と闇を与えるもの

ルシファーとアーリマン 基礎知識&人類の課題(シュタイナー思想)
natan
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私の宇宙からこんにちは、natanです。

今日は、シュタイナー思想から「ルシファー意識」と「アーリマン意識」について、お話したいと思います。

▼ 参考書籍 ▼

この記事で学べること
  • 人間の意識進化には、二つの力による妨害が入ってくる
  • ルシファー意識とアーリマン意識による妨害の詳細
  • ルシファー意識とアーリマン意識の恩恵
  • 宇宙参入には自我の

真の自我意識の獲得へ

人類が目指す進化のカタチとは、

「自己独立性」と「自他同一性」をあわせ持った存在になること

とお話してきました。

真の自我意識

そのため、私たち人類は膨大な時間をかけて、自我を育て上げてきました。

これまで育て上げてきたのは、「低次の自我」です。

その低次自我を克服しながら、これからはその自我性を「真の自我意識(高次自我)」へ成長させていかなければいけません。

これからの時代は、自我を鍛えていくという感じなのかもしれません。

進化を妨害する強烈な二つの力

しかしここで、シュタイナー研究者の大野章さんは、それは一筋縄ではいかないとおっしゃいます。

なぜなら、人間の進化を妨害する、強烈な二つの横槍が入るからとのこと。

その横槍とは、

ルシファーとアーリマン

です。

ルシファーは別名「堕天使」であり、「光を担うもの」です。

アーリマンは別名「サタン」「闇を担うもの」です。

今日お話する内容は、人間の進化についてなので、天使や悪魔という存在ではなく、

  • ルシファー意識
  • アーリマン意識

という、人間の意識に働きかけを行う、宇宙的な力をイメージして、お話を読んでいただければと思います。

天使と悪魔

ルシファー意識

ルシファー意識は、人間を霊的に誘惑し、精神進化を停滞させようとしてきます。

人間を早熟な形で霊化しようとする存在(意識)

だそうです。

その妨害にあって、人間の精神がルシファー側にひどく偏りすぎると、カルト的教団の勃興(ぼっこう)などが起こるそうです。(一例)

悪魔

アーリマン意識

アーリマン意識は、人間に対して霊的世界を覆い隠し、人間を物質意識に閉じ込めようとします。

人間を物質世界へ縛りつけようとする存在(意識)

だそうです。

グローバル金融経済、AI、ゲノム編集など、応用科学技術の発展がそれに当たるそうです。

ヌーソロジーでいうところの、「スマル」の世界ですね。

AIロボット

霊的早熟がダメな理由

上記の二つの意識は、私たち一人ひとりの中で働きかけを行っています。

アーリマン意識に関しては、何度もヌーソロジーでも似たような話をしているので理解しやすいですが、ルシファー意識に関してはちょっと疑問を持ちますよね?

人間は霊的に進化しようとしているのに、それが早熟だとダメなのか?

じつは、人間の魂は霊的世界に参入できるまで十分強く成熟しないと、

そもそも宇宙から霊的参入を拒まれるという仕組みがある

そうです。

進入禁止

私たちは、真の自我意識を獲得することで、宇宙創造に参加できます。

宇宙創造は、あらゆる存在たちとの共同作業で進められていくそうです。

そういった場に、成熟していない霊(魂)が参加することはできないそうです。

natan
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言われてみれば「それはそうだよね」という感じですね…。

また、今、私たちが存在している地球紀は、「自我」を育成する時代でもあります。

もし、ルシファーやアーリマンの力を人間が制御できず、自我が正しく育成できないとなれば、それは、地球進化期そのものの失敗を意味するそうです。

地球02

ルシファーとアーリマンがもたらす恩恵

ここまでの話を聞くと、私たちにとっては、

なんて恐ろしい力が働いているんだ!

と思ってしまいますが、じつは人間の進化は、この二つの力が存在することによって成り立っているともいえるのです。

それぞれの力は人間に対して、下記のような恩恵をもたらします。

ルシファー意識
  • 芸術や哲学への情熱
  • 人間に本来の霊的叡智をもたらしてくれる
アーリマン意識
  • 科学や学問などの知恵を与えてくれる

二つの力を調停するもの

ルシファーとアーリマンは、素晴らしい力を人間にもたらす反面、これらが過度に一方に偏ることで、進化が阻害されます。

ヌーソロジーの円心概念でもそうですが、人間は奇数と偶数、両方の力のバランスが取れたとき、中央に聖なる力が宿って、進化することができるとお話しましたね。

ヴェシカパイシス

宇宙が求める人材とは、霊的世界と物質世界のバランスを取れる人なのかもしれません。

シュタイナー思想でも、ルシファーとアーリマン、二つの存在を調停するのが

キリスト衝動

だといわれています。

二つの円の中央に宿るキリスト意識、ヴェシカパイシスですね。

ヴェシカパイシス

「病気」という防御システム

そして、このルシファーとアーリマンの存在があるからこそ、私たち人間に「病気」という防御システムが生まれたそうです。

病気とは、精神を夢心地にさせ、人間の進化に停滞をもたらそうとするルシファー意識と、人間から霊性を奪い、物質に縛りつけようとするアーリマン意識による妨害から、人間にそれを気づかせ進化の方向へ進むよう目覚めさせるための、

創造の神々が設けた防御システム

なんだそうです。

病気になったことで人生を見直す、ということはよくありますよね。

それは進化の方向性として正しいようです。

ですが、今の時代は「ガンになっても働きながら治す」なんてCMが流れていますよね。

natan
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う~ん、「それでいいのかい?」なんて思ってしまいますね…。

死と輪廻転生というシステム

またそれと関連して、自我を育てるには、一度きりの人生経験ではとても無理だそうです。

ルシファーやアーリマンの妨害だけでなく、自我の成長にはたくさんの人生経験が必要だそうです。

そこで人間に「死」「輪廻転生」が与えられたそうです。

「死」と「輪廻転生」は、人生経験を積み重ねる過程で、

未熟な自我を鍛えていくツール

だそうです。

そういった理由で「死」があるのなら、「死」とは悲しむものではなく、

人生経験一つ重ねたね!お疲れさま!この人生は無事卒業だよ!

と、祝福すべきものだと私は思いました。

ちなみにヌーソロジーでは、個人個人に輪廻転生があるのではなく、宇宙自身が輪廻転生していると、OCOT情報ではいわれています。ここがヌーソロジーとシュタイナー思想の大きく違うところです。

まとめ

というわけで、今日の感想。

natan
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人間の進化とは楽ではないです(笑)

宇宙創造の仲間入りをするのも大変だ!

これも修行の一つですね、頑張りましょう!

そんなわけで、あらゆる誘惑に負けることなく、前を向いて前進していきましょうね♪

次回もお楽しみに♪

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