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【ψ3~4】主体と客体について―自我意識は鏡の意識/後ろ向きの意識

空間認識3-4_7 ヌーソロジー
natan
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私の宇宙からこんにちは、natanです。

今日は、ψ3~4の理解に大切な「主体と客体」についてのお話です。

この記事で学べること
  • ヌーソロジーでいう「主体と客体」の概念
  • 自我意識が生まれるメカニズム
  • 他者存在はバックミラー的存在
  • ψ3とψ4で見る「主体と客体」

この記事の内容はψ3~4の学習になります。

次元階層の表
記事を読むときの注意点

以下の解説は、本家ヌーソロジーの内容を私流に解釈したものです。本家ヌーソロジーの解説とは異なりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。

主体と客体

ヌーソロジーでは、「主体」「客体」という言葉がたびたび用いられます。

一般的な言葉の意味合いは、

  • 主体→主観
  • 客体→客観

物事のとらえ方として「主観的に見る」「客観的に見る」、そのような意味合いで使われることが多いかと思います。

しかし、ヌーソロジーでいう「主体」と「客体」は、上記の意味合いも持ちながら、もう一つ別の意味も含めて使われます。

ヌーソロジーでは、

  • 主体:見ているもの/本来の「わたし」
  • 客体:見られるもの/自我意識(肉体)

このような意味合いで使われます。

この「主体」と「客体」の違いについて学ぶと、ψ3とψ4の空間の違いを理解することができます。

natan
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わかりやすいように、ストーリー仕立てでお話しますね。

主体としての意識

主体の意識はイメージとして、目がようやく見えるようになった赤ちゃんだと思ってみてください。

赤ちゃん

そのころの「わたし」にとって、名前はまだなく、肉体と世界の区別すらありません。

「ただ世界がある」状態。

すべてにおいて、何も観念がない意識状態です。

そのため、世界に奥行きがあるなんて思ってもいませんし、モノと背景の区別すらありません。

いや…、モノをモノとも思っていない、背景も背景と思っていないことでしょう。

これが主体としての意識です。

客体としての意識

そんな中、赤ちゃんの視野上に、突如として現れる存在がいます。

  • 母親(or 両親)
赤ちゃんとママ03

鏡や母親という存在を通して、赤ちゃんはこう思います。

「わたし」には、ママのように目や鼻や口があるんだ。

顔があって、体というものもあるらしいぞ。

そうやって、鏡や母親を通して、肉体としての自分を獲得していきます。

そうやって今後じょじょにに形成されていく意識が、

自我意識

です。

自我意識が生まれると、もともと「わたし」と世界の境界線など無かったはずなのに、肉体としての「私」という意識が強化され、そこに固有の名前を与えられることで、

世界の中にいる、私は◯◯◯(名前)。

という自我意識が出来上がります。

この自我意識が、客体(肉体=私)となります。

自我意識は鏡の意識

「見られる」行為を通して生まれる

よって、自我意識とは人間がもともと持って生まれた意識ではなく、他者という鏡を通して見た世界に対して、「自分の世界もそうなんだ!」という思い込みで生まれた意識なのです。

自我意識は、鏡となる他者を通して生まれた意識です。

そして、他者に「見られる」という行為を通して自我意識は形成されます。

鏡や他者を通して生まれた意識のため、自我という意識自体がすでに、

鏡の意識

になっているのです。

なので、

自我から見る世界はすべて鏡を通して見ている

そんな鏡像世界になっています。

他者はバックミラー的存在


ヌーソロジーでは、鏡を通して世界を見ているその意識状態のことを、

  • 後ろ向きの意識
  • 後ろの世界に落とされた意識

などと表現することが多々あります。

この言葉の意味は、鏡や他者という存在は、自我意識にとっては目の前にあるものを見ているようでいて、意識の面では「自分もそうなんだ」と思い込ませる作用が働いています。

ですので、言い換えれば、鏡や他者という存在は、

バックミラー的存在

でもあるのです。

バックミラー

本当の「わたし」は、もともと「世界そのもの」だったんです。

これも言い換えると、純粋な「前」という世界が「わたし」だったんです。

純粋な「前」だった主体が、バックミラー的存在によって意識を後ろに落とされる。

そうして出来上がった自我意識は、「後ろ向きの意識」になるのです。

ψ3とψ4で見る主体と客体

今日のお話を簡単にまとめながら、観察子でその世界を整理していきましょう。

ただ世界があった(主体の世界)

純粋な「前」という視野空間だけがただある状態。

これが主体が見ている世界です。

観察子ではψ3の世界です。

主体と客体
ψ3の特徴
  • 主体が前に見ている世界そのもの
  • モノと背景がセットの世界
  • 距離0/時間0/光自身の世界
  • 「ψ1:空間」「ψ2:時間」を等化した世界
  • 永遠の時間が息づく世界

視野空間に鏡となる存在が出現

鏡や他者が視野空間上に登場します。

主体と客体02

主体が自分も他者と同じだと思いはじめる

すると、主体である本当の「わたし」が「自分もそうなのでは?」と思いはじめます。

主体と客体03

客体(自我意識)の誕生

鏡や他者に「見られる」ことによって、自我意識が形成されます。

後ろ向きの意識の形成です。

自我意識を通して見る鏡の世界がψ4の世界です。

主体と客体04

さらにこの世界は、触覚の次元(ψ1~2)をそのまま持ち込んでいるので、空間に対して奥行きを与えることで「世界の”中”にいる私は○○」という意識も生まれます。

ψ4の特徴
  • 自我が見ている世界
  • 鏡の世界
  • 空間に覆われた奥行きのある世界
  • ψ1とψ2を等化できなかった世界
  • 4次元時空の世界

記事書きながら思ったのですが、自我ってなんだか幽霊っぽくないですか?

今まで存在していなかったのに、突如出現した「私」と名乗るその存在。

natan
natan

いやいやいや、「わたし」は主体の方だから~!

「わたし」を乗っ取ってる!とまでは言いませんが…。

そんなやり取りが自分の中で交わされました(笑)

まとめ

人間は偶数観察子を先手に持つよう意識がコントロールされているので、つねに自我意識を通した鏡像世界を見ています。

しかし、目の前には主体自身が見ている純粋な視野空間(ψ3)が存在しています。

そう、ここではψ3とψ4は一つの空間に重なって存在しているのです。

次回は、主体が見ている世界をより詳しくご紹介したいと思います。

次回もお楽しみに♪

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