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【ψ3~4】動画あり☆主体から見た世界がわかる情報をご紹介―エルンスト・マッハ/ダグラス・ハーディング/指差し実験

空間認識3-4_8 ヌーソロジー
natan
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私の宇宙からこんにちは、natanです。

今日は前回お話した「主体と客体」の中で、主体から見た世界を体感的に理解できるための、参考になる情報をご紹介したいと思います。

◎前回までのお話はこちら↓

この記事で学べること
  • 主観で自画像を描こうとすると奇妙な絵になる
  • 「指差し実験」で見る主体の世界
  • VR上に仮想の鼻を置くと酔わなくなる?

この記事の内容はψ3~4の学習になります。

次元階層の表
記事を読むときの注意点

以下の解説は、本家ヌーソロジーの内容を私流に解釈したものです。本家ヌーソロジーの解説とは異なりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。

参考情報①

描けない自画像(エルンスト・マッハ)

超音速気流の研究で知られる、物理学者のエルンスト・マッハ。(数学者でもあり哲学者でもある。)

エルンスト・マッハ
エルンスト・マッハ

音速よりも速い速度(超音速)を表す、「マッハ数」は彼の名前から名付けられたものです。

そんなマッハが、1886年に出版した『感覚の分析』という本の中で、自分の自画像を載せています。

それがこちら↓

エルンスト・マッハ02

自画像を自分で描くときは、鏡を使います。

しかし、マッハは鏡を使わずに、「主観」で自画像を描いたのです。

すると、自分で自分を描こうとすると、首から下、そしてかろうじて鼻までは描けます。

しかし、大事な顔が描けないのです。

当たり前でしょ?

なんて思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この絵が問うているのは、

「客観」ではなく「主観」で世界を捉えることの意味

です。

自分の顔は鏡の顔

鏡を見ると、顔は映ります。

そぁそ、鏡に映った顔は、鏡というモノを経由して見た顔ですよね。

それは主観ではなく、客観ではありませんか?

自我が見ている顔は、本当の意味において「鏡の顔」なんです。

他者の視線から生まれた鏡の顔です。

ちなみに、エルンスト・マッハの絵は、鏡を介さない「距離ゼロ」という視点から描かれています。

距離ゼロ、距離ゼロですよ。

これは主体の世界でしたよね?

参考情報②

頭がない男

神秘主義者であり哲学者でもあったダグラス・ハーディング。

彼自身も、マッハの描けない自画像に影響を受けた一人です。

彼は、マッハの自画像を通して、「自分にも頭がない」ということに気づきました。

それだけでなく、本当の自己とは、自分の内側に形なきものとして存在しているものではなく、

本当の自己は隠されることなく、今ここに存在していた

と気づいたのです。

ダグラスが、自分自身が頭を持っていなかったことに気づいたときのことを、こう書籍に記しています。

「私の人生の最良の日―私のいわば再誕生日は、私が頭を持っていないことを発見した日だった。」

これが、主体としての目覚めだったのかもしれませんね。

ちなみに、「頭がない男」のことを半田さんは、

半田広宣さん
半田広宣さん

首なし地蔵。

と表現していますが、なんとも和風チックな表現ですね(笑)

指差し実験

ダグラスの有名な実験に、『指差し実験』というものがあります。

空間を指差し、その指をどんどん移動させていきます。

すると、自分の目の前に指が向いたとき、その指は何を指しているでしょう?

また、下記動画では、鏡に対する考え方も面白いです。

「鏡は偉大な教師です。それは、リチャードはいつも、自分から離れた向こうにいて、ここ私の中心にはいないことを、教えてくれます。」

natan
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この動画を見たとき、「そうきたか!」と私は思わず笑ってしまいました。

リチャードの言葉の意味が理解できたとき、

natan
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なんだよ~、ヒントはいくらでもあったのか(笑)

と笑えてくるのです。

natan
natan

う~ん、この動画をはじめて見たときは、全然ピンとこなかったんですが、ヌーソロジーを学んで改めて見てみるとズッコーンってきますね!

この動画では主体のことを、「需要能力」「入れ物」と表現してますね。

これもまたわかりやすい表現だ♪

内容をすべて理解できなくても大丈夫なので、主体の世界、主体が見ている世界ってどんな感じだろう?と、自分のイメージを膨らませるために動画を活用してみてください。

参考情報③(番外編:仮想の鼻)

ちなみに、こんな面白い話も見つけちゃいました!

ファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)をプレイしたり自動車教習所にあるドライブシミュレーターを使用したりすると起きる、乗り物酔いによく似た現象が「3D酔い」です。

F1ドライバーでさえドライブシミュレーターの3D酔いに苦しむことが元F1ワールドチャンピオンのミハエル・シューマッハの言葉から明らかになっていますが、この3D酔いを減らすのに効果的な方法として「仮想の鼻」を置く、という方法が挙げられています。

Gigazine「仮想の鼻」を置くと3D酔いしなくなることが判明より
natan
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仮想の鼻を置くと3D酔いしないとなっ!!

実際に、被験者にVRのヘッドセットを被ってもらい、動きの激しいジェットコースターの映像と、そうでない映像の二種類を見てもらい、3D酔いするまでの時間を計測する実験を行ったそうです。

画面中央下部にある肌色の物体が「仮想の鼻」です↓

仮想の鼻
参照:Gigazine

すると、実験結果は下記のとおりだったそうです。

調査ではVRヘッドセットで2種類の映像を視聴してもらい、気分が悪くなる(3D酔いする)までの時間を計測しており、「仮想の鼻」を表示するとTuscanyを視聴してから気分が悪くなるまでの時間が平均で94.2秒も長くなり、ジェットコースターの映像を視聴した被験者たちも「仮想の鼻」なしで視聴した被験者よりも平均で気分が悪くなるまでの時間が2.2秒も長くなることが判明しています。

ジェットコースターの映像は平均で2.2秒しか長く視聴できておらず、その効果がどれほどのものなのかイマイチ掴みづらいところではありますが、デービット氏は「ジェットコースターの映像は時間こそ短いものの、ぐるぐる回ったり上下に激しく動いたり逆さまになったりと非常に激しい映像です。ですから、被験者は長時間見ていられないものになっています」とコメントしています。

また、驚くべきことに「仮想の鼻」が表示された状態で映像を視聴した被験者たちは、「仮想の鼻」の存在に気づいていなかったことが明らかになっており、その存在を知らされた後も「本当にそんなものが表示されていたのか?」と懐疑的な反応を示したそうです。

「仮想の鼻」が3D酔いの症状を緩和するメカニズムについては現在のところ明らかになっていませんが、その効果は明らかで、特にあまり動きの激しくない映像の場合は強い効果を発揮しているので、3D酔いに苦しんでいる人は画面上にペタペタ自作の「仮想の鼻」を設置してみるのもありかもしれません。

もしかしたら、私たちの鼻にもそんな役割があるのでしょうか?

この世界で酔わないため?に付いているのでしょうか(笑)

なんとも奇妙で面白い話ですね。

まとめ

今回ご紹介した情報と動画は、主体の世界を体験的に感じ取れるものになっていると思います。

ぜひ、ψ3学習にお役立てください♪

次回もお楽しみに♪

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