私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日から、シュタイナーの宇宙論に入っていきたいと思います!
シュタイナーはこう言います。
人間は単なる物質的存在ではない。
宇宙創造の源である霊こそ人間の本質である。
人間は時空を超えて進化していく霊的存在である。
人間という存在は、宇宙の創造過程と密接に関わりながら、同時に進化をしています。
シュタイナー宇宙論は膨大な世界観ではありますが、この世界観を知ることで、私たち人間の存在目的、そしてこれから先人類が歩んでいく道が見えてきます。
今日はまず、シュタイナー宇宙論の基本情報となる骨格の部分に触れていきたいと思います。
根源叡智による宇宙創造
シュタイナーによれば、
この宇宙は「根源の宇宙叡智=根源叡智」によって創造されている
といいます。
「根源叡智」は宇宙創造の「最高の霊の源」であり、根源叡智の霊的創造力によって宇宙創造が行われています。
霊的生命体としての太陽系
根源叡智による宇宙創造は、太陽系を一つの創造単位としています。
そして、その太陽系全体が「一つの巨大な生命体」となっているそうです。
この霊的太陽系の背後のはるか高みに、根源叡智が控えています。
近年では地球を一つの生命体と捉えて、「ガイア」と呼ぶことがありますが、シュタイナー宇宙論はそれをさらに太陽系全体に広げ、そこに「霊」という万物創造の根源の働きの視点を加えたものといえます。
根源叡智が「太陽系」という宇宙を創る
シュタイナー宇宙論は、この宇宙の創造過程を霊的太陽系の構造変動過程として捉えているという特徴があります。
なので、今後お話を進めていく中で太陽系の話ばかり出てくるので、人によっては、
太陽系以外の宇宙はどうなっているの?
なんて思われる方もいるかもしれません。
くり返しになりますが、シュタイナー宇宙論での太陽系とは、霊的宇宙を含めた霊的太陽系のことであり、根源叡智による宇宙創造は太陽系が一つの創造単位になっています。
ですので、
「根源叡智が宇宙を創る」ということは「太陽系を創る」という意味になります。
もっといえば…
宇宙には太陽系しか存在していない
そう捉えることもできます。
これはヌーソロジーにおいて、OCOTもそう述べています。
いやいや!プレアデス、シリウス、オリオンとかいろんな星が宇宙にはあるじゃない!
と思われるかもしれませんが、太陽系以外の星は、真の宇宙の霊的力の「投影」であって、実際は物質として存在していません。
すべて霊的存在です。
なので、ここで面白いのがOCOTは、
太陽系の外に出ることはできない。
と話しています。
映画インターステラーみたいに、太陽系外の惑星にたどり着くことはできない!というわけですね。
おっと、オモシロすぎて話が脱線してしまった(笑)
シュタイナー宇宙論に戻ります!
空間的宇宙論と時間的宇宙論
シュタイナー宇宙論は、「空間的宇宙論」と「時間的宇宙論」の二つの観点から述べられています。
この二つの宇宙論は、相互に関連しています。
「空間的宇宙」とは真の宇宙、霊的な高次宇宙のことを指します。
それが時空に投影されたものが物質宇宙、つまり「時間的宇宙」となります。
宇宙の進化とは、この空間的宇宙(真の宇宙)が時間的宇宙(物質宇宙)に投影されることで進んでいくという仕組みがあります。
よって、「空間的宇宙論」と「時間的宇宙論」の両方から宇宙を捉えることが必要になります。
太陽系輪廻という考え方
太陽系は輪廻しながら進化していきます。
輪廻とは、一つの生命体が霊的宇宙から物質宇宙へと下降していき、そして再び上昇していくこと。
霊的宇宙から物質宇宙への下降と上昇をくり返しながら、生命進化をしていく法則のことをいいます。
人間も輪廻をくり返しています。
輪廻をくり返す理由は、それは人間の本質が霊的な生命体だからです。
なので、人間も霊的世界から物質世界へと下降し、そして上昇していきます。
つまりこれは「生死の循環」を意味するので、
輪廻をくり返すことで、進化をすることができる
というわけです。
そして太陽系もそれ自体が一つの巨大な宇宙生命体なので、太陽系自身も霊的宇宙から物質宇宙へ下降し、再度上昇しながら霊的進化を図っています。
次回以降詳しくお話しますが、下記のように太陽系は輪廻をくり返しています。
神々について
神々は根源叡智によって動かされている
この宇宙は、根源叡智の創造意志と力を受けた神々によって創造されています。
神々にも位階が存在しています。
「神」と聞くと「神が一番トップの存在」と思ってしまいますが、神々の上には根源叡智が存在しています。
なので、
根源叡智によって神々が動いている
と捉えると良いかと思います。
神々は高次の自我存在のこと
神々とは、人間と同様に「私」という意識を持った
高次の自我存在のこと
をいいます。
その神々は、この宇宙を創造するために意思し、思考しています。
意志、思考しながらこの宇宙を生みだしている「意思する思考存在」それが神々です。
この創造意志には、創造における純粋な感情というものも伴っています。
人間も死後、輪廻の過程を通じて、この神々の宇宙創造過程に参画しています。
神々は宇宙的な力の現れ
私たちは神々と聞くと、どうしても人間と同じような容姿をイメージしてしまいますが、それは間違いです。
高次の神霊存在になればなるほど、それは「人格を持った一人の人間」というイメージではなく、
宇宙的な力の現れ
としてイメージすることが大切です。
神々とは、根源叡智の宇宙創造を体現する存在です。
神々は論理的に思考する
また、宇宙は神々の意志と思考の結果で成り立っています。
神々は理論的に思考します。
なので、この宇宙は理論的であるのと同時に、宇宙を記述する科学法則などが理論性を備えているのは、神々自身が論理的に思考しているからだそうです。
科学や哲学などの理論性は、神の思考の理論性をなぞっている結果です。
また同時に芸術とは、神々の創造行為の美の側面を表現しようとするものです。
そして宗教とは、そのような神々と再結合を図ろうとする行為です。
人間が真の宇宙に触れはじめたとき、従来の科学、哲学、芸術、宗教は、本来の一つの叡智の別々の現れであることが理解されていくそうです。
そして、それらはやがて一つの叡智のもとに、統合的に理解されていくことになるでしょう。
まとめ
以上が、シュタイナー宇宙論を進めていく中で重要となる、宇宙の骨組みのお話でした。
現代科学は太陽系の外に広大な宇宙が広がっている、地球が属する太陽系はこの広大な宇宙のごく一部に過ぎないと捉えられています。
でも今日のお話をふり返ると、根源叡智が創造している宇宙こそがこの太陽系なんですよね。
物質的な太陽系の外には何もない。
この宇宙には太陽系しか存在していない。
今の宇宙科学を根底から覆してしまう、驚きのお話でした。
次回はシュタイナー宇宙論において、もう一つ重要な基礎的なお話をしたいと思います。
次回もお楽しみに♪
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