私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日は、真の宇宙(高次宇宙)の基本構造についてご紹介したいと思います
◎前回までのお話はこちら↓
高次宇宙の基本構造
シュタイナー宇宙論の骨格である、高次宇宙の基本構造は下記のとおりです。
これまで大枠をサラッと触れてきましたが、今日から詳しく各構造について見ていきたいと思います。
霊界
霊界のもっとも高次の領域に、万物・万象を創造する「創造胚珠」が存在しています。
この創造胚珠は、宇宙を創造する「霊的意志・霊的思考・霊的感情」の胚珠です。
そして、この胚珠の中心に、宇宙の霊的根源である「生命核」が存在しています。
上記のお話を花にたとえると、宇宙という花の中心に創造胚珠があり、その中に卵細胞のような生命核が存在しているというイメージです。
宇宙自身がこのような構造だからこそ、花だけでなく、すべての生命が同じような構造・仕組みになっているのかもしれませんね。
また、創造胚珠が下部霊界で、物質・生命・魂などの「霊的原像(思考原像)」に変化し、そのような原像がさらに下部世界に投影されるカタチで、万物の創造が行われています。
アストラル界
アストラル界は、霊界の創造活動を受け、人間や動物などの魂の働きを形成する領域です。
魂の生命や活動力などを担っています。
エーテル界
エーテル界は、霊界とアストラル界の働きを受け、人間・動物・植物などの生命の働きを形成する領域です。
わかりやすく説明すると、植物は人間と違って意志や感情を持っていません。
「意志や感情を持っていない」というと、石や鉱物と同一視してしまいそうですが、鉱物と植物の大きな違いは、植物は「成長する」という点です。
石や鉱物と違って植物が成長するのは、このエーテル界から生命の働きを受け取っているからです。
逆をいうと、石や鉱物はエーテル界から生命の働きを受け取ってはいません。
なので、石や鉱物は成長しないというわけです。
物質宇宙(時空)
霊界・アストラル界・エーテル界の働きが複合的に投影され、物質界の働きとして現れでている領域です。
私たちが視覚を通して見ることができる、この物質世界のことを指します。
各構造は異なる形態を持つ
上記の各構造は真の骨格であり、実際には高次宇宙はさらに複合的な働きをしています。
たとえば、「物質の霊的原像」は、アストラル界ではアストラル形式をとり、エーテル界ではエーテル形式をとり、それが物質界に現れるという過程を経ます。
以前、霊的唯物論の記事でも触れましたが、霊的物質は本来、物質世界に投影される姿形とはまったく違う形態を持っているとお話しました。
この形態が、それぞれの領域でアストラル形式をとったり、エーテル形式をとったりしているということです。
なので、霊的物質も「物質として存在している」と捉えるのではなく、複合的な要素が絡み合って、結果的にこの世界に物質として投影されている、と考えた方が良いかと思います。
このお話を、アドビのIllustratorでたとえてみます。
Illustratorで作る画像は、複数のレイヤーと呼ばれるものが重なって、一つのイラストを形成しています。
その一つひとつのレイヤーに、「パス」と呼ばれるカタチが入っていて、それがいくつも重なることでイラストを形成します。
これと似たような形で、物質も高次宇宙においては、いろんな姿形で存在しているものと思われます。
エーテル界の詳細
エーテル界はどこでもドア
物質の霊的原像は、各界を経て物質世界へ投影されていますが、エーテル界は生命の働きを付与するだけでなく、物質形態の形成や、物質界における人間の魂の働きを仲介する役割も持っています。
魂の働きを担っている領域は、アストラル界です。
ですので、エーテル界とは物質界とアストラル界をつなぐ領域であり、
物質界と高次宇宙を繋ぐ入り口のような場所
と言い換えることもできます。
このお話を、ヌーソロジーのケイブユニバース的に見てみましょう。
円環状の宇宙の中に各領域があり、受動的なノスの力によって、霊界→アストラル界→エーテル界→物質宇宙という霊的下降が行われている形になります。
そしてエーテル界は、物質界と高次宇宙をつなぐ「どこでもドア」的な存在(領域)というイメージです。
エーテル界は素粒子の世界
以前のヌーソロジー記事で、このようなことを書きました。
タカヒマラが太陽系の最終構成の調整をはじめた理由は、
人類が素粒子を見つけたからです。
とお話しました。
その記事の中で、
素粒子世界の発見は、エーテル界を発見したことと同意である
とお話しました。
つまり、素粒子世界はエーテル界のことなんですよね。
物質世界はミクロ世界
この件を今日のお話に絡め、より発展させて見てみると、素粒子世界がエーテル界ということは、真の宇宙は反転しているので、アストラル界より上に霊的原子や霊的DNA、霊的細胞、霊的肉体などが存在しているということになります。
高次宇宙に出ると、どんどんカタチが大きくなっていくんです。
ということは、この視点から私たちの物質宇宙を見てみると、私たちの存在するこの世界は、素粒子世界の中の一番ミクロな世界ということになるんです。
私たちは、地上に立って夜空を見上げると、広大なマクロ宇宙が広がっていると認識しています。
ですが、真の宇宙においては逆なんですよね。
私たちの物質世界・物質宇宙の方がミクロ世界
なんです。
うん。
今私、サラッと衝撃的なこと言いましたよ(笑)
もう一度ハッキリ言いましょう(笑)
私たちの住むこの世界こそ、素粒子の”中”に存在している!
なので、これまで「真の宇宙は反転している」とお話してきましたが、反転(転倒)しているのは私たちの方であり、その反転している思考を素直に「物質界=素粒子」に置き換えてみると、ケイブユニバースで見る高次宇宙もシンプルな本来のカタチ、マクロ宇宙として捉えることができるかと思います。
これが本当の宇宙の姿です!
まとめ
というわけで、今日はシュタイナー宇宙論の骨格である、高次宇宙の基本構造についてのお話でした。
最後の方はヌーソロジーと絡めて、衝撃的なこともお話しちゃいましたね(笑)
次回は、この基本構造をさらに深堀りしていきたいと思います。
次回もお楽しみに♪
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