私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日はヌーソロジーの最重要概念である、「円心」について解説したいと思います。
▼ 参考文献 ▼
忘れ去られた主体の感覚
私たちは、「世界に包まれている」ということはすぐ感覚化できます。
自分の周りにモノがあって、頭上には宇宙空間が広がっている。
観察子でいうならば、偶数系の世界ですね。
ですが、「世界を包んでいる」自分ということに対しては、不感症になっています。
これは奇数系の観察子である、主体側の感覚ですね。
この「世界を包んでいる」感覚がわからないのは、肉体的自己(自我)と、霊的自己(主体)の対称性が大きく崩されていることを意味しています。
私たちは、自我意識が強いですからね、その通りだと思います。
円心概念について
ヌーソロジーでは、「世界を包んでいる」という主体側としての空間感覚を獲得することが、霊性復活のための必須条件であると考えているそうです。
自我と主体の力の均衡が取れている。
両者の力が等しくなったとき、意識に新たな次元上昇が起こり、私たちは霊性回復への道を歩むことができます。
この自我と主体の力の関係を、ヌーソロジーでは二つの円を使って表現します。
このカタチのことをヌーソロジーでは、
円心(えんしん)
とよびます。
円心とは、円においては「円周」と「中心」は入れ替えが可能という意味を持つ言葉です。
今日はこの円心の概念を学ぶ前に、この円のカタチについてお話したいと思います。
ヴェシカパイシスについて
イエス・キリストが宿る場所
古代の原始キリスト教が、イエス・キリストが宿る場所として示した、
ヴェシカパイシス
という形象があります。
その形象は、半径が同じ二つの円周が、それぞれもう一方の円の中心を通って交差し、その真ん中に形成されるカタチのことです。
そのカタチから、「魚の浮き袋」といわれ、神と人間の関係にあたる円が重なる領域に、キリストが宿るとされ、宇宙と人間の相互進化のシンボルとして、十字架よりも神聖視されていたそうです。
光の神聖幾何学
またヴェシカパイシスは、「宇宙の子宮」ともよばれ、誕生のはじめの分裂で、生きとし生けるもののあらゆる要素が内包されているといわれています。
二つのエネルギーが互いを受け入れ、互いのエネルギーを保ちながら新しいエネルギーを創造する。
ヴェシカパイシスは「ツイン」の象徴でもあり、
光の神聖幾何学
とよばれているそうです。
ほとんどの神聖幾何学が、このカタチからはじまります。
フラワーオブライフ
神聖幾何学といえば有名なのが、
フラワー・オブ・ライフ
このツインのシステムが複数になったとき、フラワー・オブ・ライフが形作られますが、先程お話した「宇宙の子宮」に関連して、受精卵の細胞分裂の過程を見てみると、面白いことがわかります。
スゴイですよね!
細胞分裂がまさしくフラワー・オブ・ライフ!
一つのものが二つに分かれて、それが統合して次の一となる。
その二つはピッタリ重なるのではなく、お互いの力を保ったまま違いを受け入れ、新たなものへと進化していく。
円は円であることに満足せず、分裂と統合をくり返して進化をしていく。
これが私たちの細胞だけでなく、宇宙すべての進化の仕方なんですね。
まとめ
ヴェシカパイシスというカタチは、
二つの異なる力が均衡を保っている象徴
です。
つまり、自我と主体がともに手を取り合うことで、次なる進化へ歩みを進めることができる。
私も自分の体験を通して、このことを心の底から実感しています。
ヌーソロジーにおける円心という概念は、OCOTたちが重要視している概念だそうですが、ヴェシカパイシスを学ぶと、その重要性が理解できそうな気がします。
次回は、この円心の概念についてお話したいと思います。
次回もお楽しみに♪
▼ 参考文献 ▼
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