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カバラの「生命の樹」で見るヌーソロジーとシュタイナーの宇宙構造

生命の樹アイキャッチ 基礎知識&人類の課題(シュタイナー思想)
natan
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私の宇宙からこんにちは、natanです。

今日から、ヌーソロジーの構造論の解説に入っていきたいと思います。

▼ 参考文献 ▼

記事を読むときの注意点

以下の解説は、本家ヌーソロジーの内容を私流に解釈したものです。本家ヌーソロジーの解説とは異なりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。

カバラの「生命の樹」

みなさんは、「生命の樹」というものをご存知ですか?

「生命の樹」は、神話や宗教的シンボルとして世界各地で広く知られています。

カバラの生命の樹

古代ユダヤの神秘思想主義「カバラ」における「生命の樹」は、ヌーソロジーの宇宙観の基盤になっています。

生命の樹について一番有名なものに、旧約聖書「創世記」に書かれているアダムとイヴの神話があります。

アダムとイヴ

アダムとイヴが住む楽園(エデンの園)には、禁断のリンゴを実らせる「知恵の木」と、永遠の命を与える「生命の木」の日本の木が生えられていたとされています。

イヴが蛇(悪魔サタン)にそそのかされて、禁断のリンゴを食べてしまい、アダムと一緒に楽園を追放されてしまったというあの有名なお話。

このお話はただの神話ではなく、宇宙で起こったある事件を擬人化させたものみたいです。

ではまず、「カバラ」について解説します。

カバラの宇宙創造理論

半田さんが冥王星のOCOT情報を解読するにあたって、真っ先に参考にしたのが「カバラ」だったそうです。

なぜなら、OCOT情報がカバラと酷似していたからだそうです。

カバラ、カバラーとは、ユダヤ教の伝統に基づいた創造論、終末論、メシア論を伴う神秘主義思想である。

独特の宇宙観を持っていることから、しばしば仏教の神秘思想である密教との類似性を指摘されることがある。

Wikipediaより

カバラの宇宙創造理論では、もともと神の内部から神自身の分身として、10個の「霊的な容器」を宇宙に展開させて、それから世界が創造されたといわれています。

カバラの生命の樹02

それを絵にしたのが上記の「生命の樹」であり、楽園にいたアダムカドモンと呼ばれる「神的人間」の身体を表しています。

natan
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「神的人間」といわれてもイマイチ…というか、全然意味がわからない(笑)

端的にいえば「生命の樹」とは、

宇宙を作りだした霊的世界の全体構造のようなもの

と捉えておくとよいかなと思います。

ルーリア・カバラ

カバラにおける「生命の樹」は旧約聖書の教えをもとに、ユダヤ教のラビたちが、その都度さまざまな修正を行いながら作り上げてきたそうです。

そうして「生命の樹」の形式自体は、12世紀あたりから整ってきたとのこと。

カバラの生命の樹03

しかし、16世紀にイサク・ルーリアという人物が、それまでの伝統的なカバラ思想に大幅な修正を加えました。

その修正によって生まれた思想が、「ルーリア・カバラ」です。

「生命の樹」の解説

「生命の樹」は、上述したように「宇宙を作りだした霊的世界の全体構造」として捉えてください。

セフィロト

まず、一番上の「ケテル」から、一番下の「マルクト」まで10個の丸が描かれていますよね。

カバラの生命の樹02

この一個一個の丸を、

霊的な容器=セフィラー

とよびます。

中央上部にある「ダート」と呼ばれる部分は、セフィラーには入りません。

そして、10個のセフィラーすべてをまとめて、

セフィロト

とよびます。

ですので、「生命の樹」は「別名:セフィロトの樹」ともいいます。

霊的容器とは?

「霊的容器」とは、私なりの解釈では、

いろいろな意識の働きの次元領域のようなもの

と考えています。

たとえば、一番下の「マルクト」は、人間が認識している物質世界のすべての領域を表しています。

その「マルクト」は、物質世界の活動を司っている次元(霊的容器)になります。

カバラの生命の樹04

そして、一番上の「ケテル」は、物質世界のすべてを創造した神の王座があるところとされています。

マルクトとケテルの間にある中間領域が「プレローマ(霊的世界)」とよばれ、物質宇宙を作りだした精霊たちの活動領域になります。

  • マルクト:物質世界の活動を司っている領域
  • ケテル:物質世界のすべてを創造した神の王座があるところ
  • プレローマ(中間領域):物質宇宙を作りだした精霊たちの活動領域

「生命の樹」の中を流れる霊的な力

アダムとイヴの神話では、エデンの園には二本の木があったとされています。

一つ目の木は、禁断のリンゴを実らせる「知恵の木」

もう一本は、永遠の命を与える「生命の木」

「知恵の木」と「生命の木」をそれぞれ霊的な力として見ると、「生命の樹」の中では上昇する矢印↑が「生命の木」、下降する矢印↓が「知恵の木」として表現されます。

カバラの生命の樹05

「生命の樹」で見るヌーソロジーとシュタイナーの宇宙構造

オリオン・シリウス・プレアデス

これまでの話をヌーソロジー的に見てみると、

  • オリオン領域:上位三つのセフィラー(ケテル・ビナー・コクマー)
  • シリウス領域:中間領域(ケセド・ゲブラー・ティファレト・ネツァク・ホド・イエソド)
  • プレアデス領域:マルクト

に該当し、上昇する矢印がヌース(NOOS)の力、下降する矢印がノス(NOS)の力に該当するかと思います。

カバラの生命の樹06
【真の宇宙の霊的構造③】オリオンとは?~オリオンの暗黒面に対する誤解~
霊的三位一体構造のオリオンについて。よくニューエイジ系の情報で「オリオンは悪」と言われますが、本当にそうでしょうか?オリオンは宇宙の父なる存在です。それを悪と捉えてしまう原因は、人間側の意識にあると考えます。オリオンに対する誤解を解いて、正しい視点で宇宙を捉え直しましょう。
【真の宇宙の霊的構造④】プレアデスとは?~過保護になったプレアデス~
霊的三位一体構造のプレアデスについて。プレアデスは宇宙的母胎の場であり、私たちは物質を通して進化を図ってきました。そしていよいよその場を卒業するときがきましたが、プレアデス的統制の力によってそれを抑制されています。なぜ統制の力が強くなっているのか?ここにもオリオン同様、人間の意識に原因があると思われます。
【真の宇宙の霊的構造⑤】シリウスとは?~2025年に人間の意識は二つに分かれる?~
霊的三位一体構造のシリウスについて。母であるプレアデス領域を出て、子が旅立つ世界シリウス。ここでは人間の意識は二つに別れ、お互いが新たに進む道を選びます。2039年までに私たちは意識の面でいろんな体験をしていくことになるかもしれません。
【ケイブユニバース解説①】ヌースとノスの関係性~円環状の宇宙~
ヌーソロジーの宇宙観は円環状であり、それは古代グノーシス主義や古神道なども同じ宇宙観を持っていました。ヌーソロジーではそれをケイブユニバースというイメージを用いて表現します。その中を流れる力「ヌース」と「ノス」について解説します。

ヌーソロジーの観察子構造とシュタイナーの高次宇宙

上記をヌーソロジーとシュタイナー思想に照らし合わせ、さらに簡易的に表現してみると、下記のようなイメージになるかと思います。

カバラの生命の樹08

ちなみに、上位の「流出(アツィルト界)」ですが、「流出」とは宇宙創造のすべてを統括する根源的力が「流出」している次元だそうです。

宇宙を統括する霊的力が湧きでている泉、というイメージで考えるとよいかもしれません。

次元領域は重なっている

あと、上記の図を見てわかるように、各階層は互いに重なり合って存在しています。

以前シュタイナー思想のところで、各階層を表を使ってご紹介しましたね。

その際も、各階層は重なっているとお話しました。

高次元の階層

この各階層の重なりも「生命の樹」で見てみると、下記のようなイメージになります。

カバラの生命の樹09

このように、宇宙全体が構成されています。

これはまさに、フラワー・オブ・ライフですね!

フラワーオブライフ

まとめ

上記の構造は、ヌーソロジーの構造論のベースになっています。

そして私が今後、おもに取り上げる領域が、

活動界(アッシャー界)

です。

その活動界で人間の意識は活動し、そしてそこが素粒子領域となっています。

ですので、上記の構造をよく覚えておいてくださいね。

次回もお楽しみに♪

▼ 参考文献 ▼

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