私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日は、ヌーソロジーの円心概念を詳しく解説します。
◎前回までのお話はこちら↓
伝説のジョン君&ヨーコさん実験
「円心(えんしん)」とは
円においては「円周」と「中心」は入れ替えが可能
という意味を持つ言葉です。
OCOTたちが重要視している、幾何学のカタチだそうです。
この概念の説明でとてもわかりやすいのが、書籍『2013:シリウス革命』に掲載されている、伝説のジョン君&ヨーコさん実験!
▼ 参考文献 ▼
見つめ合う二人
ジョン君は、円の中心で回転イスに座っています。
ヨーコさんは円周に座っていて、二人はとても愛し合っているので、お互いを見つめたままでいます。
回転する二人
その状態でジョン君が回転をはじめると、ヨーコさんはジョン君を見つめつづけていたいので、追いかけるようにしてヨーコさん自身も回ります。
お互いはずっと見つめ合いながら対座している…。
愛に盲目の二人には、周囲の風景はまったく入らず、ただ愛する人がつねに前に居続けるだけ。
二人は対等な関係
これは、
二人にとっては、互いの関係がまったく対等である
ということを意味しています。
しかし、この風景を客観的に見てみると、二人の運動は対等には見えません。
なぜなら、ジョン君の位置を中心として、ヨーコさんの方は絶えず円運動をしているからです。
つまり、二人の関係は、
円の「中心」と「円周」の関係にある
ということになります。
この実験は、平面上での出来事でしたが、ジョン君が宇宙空間に出て、四方八方グルグル回ってもヨーコさんは彼を追いかけます。
ですので、平面的な円でも球体でも、円の「中心」と「円周」の関係は対等となります。
円の「中心」と「円周」は対称的な関係であり、見方によっては、
どちらが「中心」でも「円周」でもある。
これが円心の概念です。
反転したもう一つの円
私たちは通常、一つの円はそれ単体で存在できるものと考えています。
しかし、円とは二つの円心関係が作りだすカタチであり、私たちが通常「円」とよぶカタチには、じつは、
反転したもう一つの円が存在しています。
主体と自我もツイン(双子)
この関係性が、自我と主体の関係でも該当します。
つまり、自我が存在できるのは主体の存在があるからであり、物質世界が存在できるのは、反転した真の宇宙の存在があるからなのです。
お互いは切っても切れないツイン(双子)の関係です。
今の私たちは、自我意識の方に大きく傾いています。
そのため、段階的に正しい空間認識を習得することで、主体側の意識を呼び起こし、失われた均衡を取り戻すよう努めていく必要があります。
ψ5~6における円心関係
そしてψ5~6の領域も、円心関係を使って見ることができます。
以前も触れましたが、この領域は主体と客体(自我)の場所性だけでなく、複数のモノが存在する次元でもあります。
円心の概念でこの関係性を見てみると、下記のようになります。
図だけを見ると理解しづらいかもしれませんが、自我の「見る」という行為が可能になるには、主体が空間全体を包み込んでいるからです。(青い円の方)
けっして自我単体で空間を捉えているのではなく、主体の存在があってこそ「見る」という行為が可能になっています。
逆もしかり、自我がいないと、主体は空間内を観察できないのです。(オレンジの円の方)
宇宙のすべては円心で成り立つ
この円心概念は、すべての観察子の対化がこの関係性を持っています。
そしてこの円心関係が、素粒子の世界の風景ともピッタリ重なり合ってくるそうです。
宇宙のすべてが円心という関係で成り立っている。
どちらが欠けてもダメなんです。
自己と他者の関係でもいえることです。
ワタシが「私」でいられるのは、「あなた」という存在があってこそ。
まとめ
円心概念は、本家ヌーソロジーでは、真の宇宙を幾何学的に描像するために用いているそうです。
私個人の考えとしては、この円心を幾何学ではなく、「自我と主体の関係性」や「男性性♂と女性性♀の関係性」としてシンプルに捉えています。
自我と主体はツイン(双子)である。
このことに気づくと、自我もそして物質世界も愛おしくなります。
生きていることに感謝できます。
私にとって円心とは、自我と主体の絆の形象です。
円心概念は、ヌーソロジーでは頻繁に出てくる概念なので、ぜひこの機会に覚えてくださいね。
次回もお楽しみに♪
▼ 参考文献 ▼
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