私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日から、ヌーソロジーの宇宙観についてお話していきます。
ケイブユニバース
ヌーソロジーでは、宇宙全体を下記のような一つの円環モデルとしてイメージしています。
この円環は、真の宇宙(霊的宇宙)と物質宇宙の関係をもっともシンプルに表現したものになります。
このイメージの名前は、
ケイブユニバース:cave universe
と言います。
「ケイブ(cave)」とは英語で「ほら穴・洞窟」という意味があります。
哲学者プラトンのあの有名な「洞窟の比喩」を意識して付けられたものだそうです。
プラトンは、
人間が存在する目的は、この洞窟(物質世界)から抜けだして、大いなるイデアの世界(真の宇宙)へ帰還を果たすこと
だと言います。
ヌーソロジーの根底にある理念も、プラトンと同じです。
また、「ユニバース(universe)」という言葉には、その語源となったラテン語で「一つの回転」という意味があります。
洞窟から抜けだしイデアの世界を目指すという意味での「ケイブ:洞窟」、その道のり、そして宇宙自身が持つ「ユニバース:一つの回転」とを合わせて、「ケイブユニバース」と半田さんは名付けられました。
古来より宇宙は円環状だった
じつはこの円環状の宇宙観は、ヌーソロジーだけでなく、古代のグノーシス思想や古神道などにおいて、この考え方はスタンダードなものだったそうです。
有名なものに、ヘビが自分の尻尾をかむ「ウロボロスの蛇」などの絵があります。
このヘビは、まさしく上記で紹介したケイブユニバースとそっくり同じ宇宙観を持っていることを意味しています。
ケイブユニバースの解説
ヌース(NOOS)とノス(NOS)
ケイブユニバースの中では、宇宙を自ら進んで創造し、他に働きかけていく能動的な力と、創造されたものを受け取る受動的な力の2つの力が存在しています。
この二つの力は、互いに逆方向に流動しています。
ヌーソロジーでは、能動的な力の流れのことをヌース(NOOS)と呼び、受動的な力の流れのことをノス(NOS)と呼びます。
ヌースは上昇する力、ノスは下降する力と覚えてください。
ノスはヌースの「反映」として作りだされている力であり、ヌースが存在しなければノスは独自で力を持つことはできません。
二つの力はつねに表裏一体で働いており、この双方向の力の流れのすべてが、最終的に「時空M」でぶつかり合うような関係になっています。
この「時空M」は時間と空間の世界、いわゆる私たちが見ている物質世界・物質宇宙となっています。
二つの力が表裏一体で働いているということは、私たちがこうやって生活を営んでいるその背後には、霊的なヌースの力が働いているということでもあります。
時空M
私たちの既存のスピリチュアル知識では、宇宙全体から見れば、何となく物質世界が底にあるイメージで、高次の世界は物質世界の上部に存在しているようなイメージを持ちます。
しかし、ケイブユニバースを見ると、私たちの見ている物質世界・物質宇宙は、ヌースの全体性とノスの全体性が互いにぶつかる位置に存在しています。
これは端的にいえば、
物質世界はもっとも高い次元と、もっとも低い次元が互いに共存している
みたいな感じなんです。
「共存」といっても、射影ですけどね。
まとめ
私たちのイメージでは、高次元の世界は絶対知りえない、高いたか~い遥かに高~い世界にあると思いがちです。
でも実際はそうではなく、
この物質世界にもちゃんと高次元の存在が「影」となって映しだされている
ということなんです。
さぁて、今自分の目の前に広がる空間にどのような高次元の存在が影となって映しだされているのでしょうか?
これは今後ヌーソロジーを学んでいく中で、すこしずつ明らかになっていきますよ♪
次回もお楽しみに♪
コメント