
私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日は、私たちが使う日本語についてのお話です。
以下の解説は、本家ヌーソロジーの内容を私流に解釈したものです。本家ヌーソロジーの解説とは異なりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
またψ9以上の観察子解説は、「潜在期における次元観察子」になりますので、空間認識ではなく、人間の意識発達というジャンルで解説をしています。
日本語は付帯質を前に持つ
OCOT情報によると、
日本語は付帯質を前に持つ
といわれています。
この場合の付帯質は、「モノ」のことだと思ってみてください。
「日本語はモノを前に持つ」という言葉の意味は、簡単にいえば「主語がない」ということです。
それとは逆に、西洋の言葉には必ず主語があります。
ヌーソロジーの大先輩である川瀬統心さんの動画で、日本語と英語の違いが、たいへん分かりやすく解説されています。
この動画内であげられている例を参考にすると、川端康成の「雪国」で、このような一文があります。
国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。
これを英語で訳すとこうなります。
The train came out of the long time into the snow country.
日本語では「何が」トンネルを抜けたのかという、主語がありません。
しかし、英語で訳すと「The train」という主語が入ります。
日本語は空間が語っている
さらに、この一文からイメージする情景をスケッチしてみると、日本語と英語では大きな違いが出ます。
日本語では汽車から眺めた風景のみが描かれ、英語では汽車も含めた形で全体像がスケッチされます。

この画像で注目すべき点は、視点の違いです。
日本語は、視点が主体側にあります。
英語は、視点は客体側にあります。
日本語の視点が主体側にあるということは、つまり、
日本語は空間それ自身が語っている
ということになります。
以前お話した、ψ3の意識状態をイメージしてみてください。
主体側から見る世界、それが日本語となっているのです。

「雪国」ではさらに汽車は走っているので、日本語では時間の推移までも含んだ出来事として表されるとのこと。
まさに主体側の空間、奇数空間、持続空間そのものですね。

詳しくはとうしんさんの動画をご覧ください♪
感性言語と思形言語
このように、日本語と西洋の言語には、大きな違いがあります。
そのためヌーソロジーでは、
と表現されます。
これは感性側に言語空間があるという意味ではなく、言語の特徴が「感性的」「思形的」という意味です。
感性は主体側の空間、思形は自我側の空間ですね。

半田さんは

日本語は感性言語を執拗に死守している。
とおっしゃっています。
日本語というものは、つねに空間側に主体があるため、ヌーソロジーが目指す意識進化の方向性が眠っているということになります。
「主体と客体」「自己と他者」を結ぶ、等化させる能力が秘められているということ。
これが日本語の精神です。
この感性言語は、日本語以外ほとんど存在しないそうです。
私の実体験
私もついこの間、主人とこういう会話をしました。
朝、主人が起きて発した第一声が

ちょうどよかったね。
私はそれに対して私は、

そうだね。
と答えました。
一見すると、何が「ちょうどよかった」のか、そして何に対して「そうだね」だったのか、摩訶不思議な会話ですよね?
これはですね、気温が高くなってきたので毛布を外して寝た、さらには半袖とハーパンで寝ても寒くなかったという会話だったのです(笑)

かなり極端な例だとは思いますが(笑)
でも、家族だとこういう会話は、成り立つことが多いと思います。
この会話を通して、私はハッとさせられたのです。

日本語は空間がないと成立しない!
夜寝ていても寒くなかったという時間推移も含みつつ、空間そのものが言葉となって、私と主人の会話を成り立たせている。
日本人は空間で会話している!
何ともビックリな話です。
ドアが閉まります
半田さんも面白い例をあげて、日本語の特徴をお話されています。

日本語は「ドアを閉めますので、ご注意ください」とは言わない。
「ドアが閉まりますので、ご注意ください」と言う。

そう、「わたし」はドアなのだ。
日本語は行為者を消すんですよね。
この例は「日本語は付帯質を前に持つ」の意味を、一番分かりやすく表現したものだと思います。
まとめ
この日本語の世界観、精神を取り戻そうとしているのがヌーソロジーです。
「私たちは空間である」を思い出せ!と。
私たちが何気なく使っている日本語。
ぜひこの機会に、自分が普段どのように言葉を話しているのか、意識的に観察してみてください。
意識の顕在化は、無意識に行っていることを意識的に見ていくことからはじまります。
日本語という素晴らしい言語を持っている私たちは幸せ者ですね♪
次回もお楽しみに♪
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