私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日は、純粋持続の空間に関するお話第三弾です。
◎これまでのお話はこちら↓
▼ 参考文献 ▼
私たちの次元認識
私たちはこの物質世界を「3次元空間」として認識しています。
現人類の次元解釈だと、
という形で、どんどん次元が上がっていくと認識しています。
なので、私たちは物質が立体に見えていることから、「私たちが存在している空間は3次元空間である」と感じています。
小説『フラットランド』で見る次元の違い
ではここで、面白い小説をご紹介します。
4次元をテーマに扱った古典的な小説に、『フラットランド』(エドウィン・アボット著)というものがあります。
フラットランドとはいわゆる「平面的な2次元世界」のことで、この小説は2次元しか知らない正方形氏が3次元世界からやってきた球氏に連れられて、スペースランド(3次元世界)を旅するというストーリーです。
フラットランドの住人が次元を認識できる理由
フラットランドの住人たちにとって、空間は「前後」「上下」という二方向しかありません。
朝、通勤途中でお隣さんと出会ったところで、彼らはお互いが「線」にしか見えません。
しかしフラットランドの住人は、自分たちの空間が前後方向(x方向)と上下方向(y方向)に広がりを持っていることを知っています。
つまり彼らは、自分たちの世界が2次元平面であることをわかっているのです。
フラットランドにおいて、世界が2次元だと思っている彼らの認識はどこから生まれているのでしょう?
答えは、
彼らの意識が、2次元より一つ上の3次元からその世界を見ているからです。
上述しましたが、2次元の中にいたら、お互いは「線」にしか見えません。
しかし彼らは、世界が「前後」「上下」という空間の広がりを持っていることを知っています。
それは2次元ではなく、3次元からその世界を見ているからに他なりません。
2次元を観察対象とするためには、同じ2次元の中にいては不可能であり、もう一つ上の次元から見る必要があります。
私たちが物を立体として認識できる理由
ではここで、みなさんに質問です。
なぜ私たちは物を3次元立体だと認識しているのでしょうか?
答えはもうおわかりですね!
私たちは3次元空間より一つ上の次元からこの物質世界を見ているから。
ですので、ヌーソロジーでは、私たちがこの世界を見ている様子を、下記のようなイメージで表します。
3次元より一つ上の4次元的世界からこの物質世界を見ているんです。
3次元世界の「中」に私たちは存在していないんです。
3次元世界の「外」からこの世界を見ているんです。
今回のお話も、以前ご紹介した「時間の流れ」についてお話したことと似ていますね。
物理学者でも気づかない四次元方向
半田さんがこのことに気づいたのは、とある著名な物理学者が書いている、4次元方向についての一般人向けの記事を読んだときだったそうです。
その物理学者の説明はこうでした。
いま、ここに立方体があります。立方体は3次元立体です。
この立方体をとりあえず平面世界に描いてみると下図のようになります。
3次元を表すx、y、zの3軸が2次元世界の中に描かれていることが分かりますね。
では、いまここで点Pに鉛筆を一本立てて下さい。
この鉛筆は確かに3次元世界に対して直交していますよね。
この鉛筆を立てた方向が4次元の方向なのです。
この記事を半田さんが読んだとき、激震が走ったそうです。
なぜなら、その鉛筆を立てた方向とはまさしく、
と気づいたからです。
このとき半田さんはハッキリと、
わたしは3次元空間に生きている生物などではない。
「わたし」の本性は、より高次の世界から3次元世界をのぞき込んでいる意識生命体だった。
と気づいたそうです。
ちなみに上記でご紹介した物理学者は、このことにまったく気づいていなかったそうです。
なぬっ!?
もし仮に、私たちが3次元世界に存在するならば、物質は立体に見えないそうです。
平面に見えるのかな?
でも私たちは、しっかり物質を立体だと認識していますよね。
なぜなら、私(あなた)が見ているその場所は、3次元空間ではないからです。
まとめ
さぁ、みなさん、いかがでしたでしょうか?
何も知らない状態でこの世界を見るのと、このような記事を読んだ後では、世界を見る意識に少し変化が出ましたでしょうか?
今すぐに意識が3次元からポーンと出ることはないので、焦らずマイペースにこの記事を何度か読んで、思考を働かせてみてくださいね。
これまでお話してきた純粋持続に関するお話は、ヌーソロジーの基礎の基礎ですので、しっかり覚えていただければと思います。
次回もお楽しみに♪
▼ 参考文献 ▼
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