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【ψ3~4】目の前の世界は2次元射影空間―「包み込まれている」という幻想が生まれる理由

空間認識3-4_6 ヌーソロジー
natan
natan

私の宇宙からこんにちは、natanです。

今日は、前回お話した「図と地」の話を、さらに深堀りしていきたいと思います。

◎前回までのお話はこちら↓

この記事で学べること
  • 2次元平面と2次元射影空間の違い
  • 空間に「包み込まれている」という幻想が生まれる理由
  • 回転学習と動画学習のススメ

この記事の内容はψ3~4の学習になります。

次元階層の表
記事を読むときの注意点

以下の解説は、本家ヌーソロジーの内容を私流に解釈したものです。本家ヌーソロジーの解説とは異なりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。

ψ3は2次元射影空間

ヌーソロジーでは、目の前に広がる視野空間(ψ3)は

2次元射影空間

だといいます。

射影空間とは簡単に説明すると、「スクリーンに映しだされている空間」みたいなイメージです。

通常「2次元」と聞くと「平面」をイメージしてしまいますが、ここでいう2次元射影空間とは、3次元性を持って映しだされている世界です。

物理学的な2次元の平面は、横から見ると、平面上に描かれたものは歪んだりして形を変えてしまいます。

しかし、2次元射影空間は、どの方向から見てもモノが歪むことはありません。

2次元射影空間

どの方向から見ても、モノが歪まないのは、モノと背景がセットになって、3次元性を持って映しだされているからです。

モノには絶対見えないものがある

モノと背景がセットなのだから、モノの裏面や、モノから背景までの奥行きなるものは想像でしかありません。

奥行きを想定してしまうのは、

モノの裏側が膨らんでいる。

モノに厚みがある。

という幻想を抱いているからです。

前回もお話しましたが、モノを置いて、自分がモノの周りを回ってみると、つねにモノの裏面は見えません。

モノの周りを回る03

モノの周りを回ることで、モノの裏面が見えているように感じてしまいますが、それはすべて正面に切り替わっています。

パラパラ漫画のようなものです。

そしてそこには、絶対に見えない部分がつねに存在しているのです。

「包み込まれている」という幻想

モノの裏側に奥行きを想定してしまうと、モノと背景は別物として認識されます。

そうなると、モノを取り囲む、もしくはそれを包み込む「巨大な空間」が意識の中に生まれてきます。

そして、自分自身もその中に包まれているような感覚が生じてきます。

もし、見ている世界が「モノと背景がワンセット」の2次元射影空間だとわかっていれば、確実に、

自分はこの世界の中にはいない。

自分はこの世界を外から見ている。

という意識状態になり、「包み込まれている」というような感覚は消滅してしまいます。

「包み込まれている」という感覚が消滅すると、自分がいる本当の場所が純粋持続の空間、無限遠点だったと気づきます。

テレビを見る子ども

回転学習のススメ

「包み込まれている」という幻想から抜けだすためのファーストステップとして、地道にモノの周りを自分が回ってみるとよいと思います。

自分が見ている視線の一点には、絶対にモノの裏側や空間は存在していません。

ヌーソロジーでは次元の差異や、目の前の視野空間の認識を変えたりするとき、かならず「回る」もしくは「回す」という行為を試みます。

この作業はヌース本来の意味である

旋回する知性

によって進められていきます。

ポイント解説

宇宙は英語でユニバース(universe)。

このユニバースには、「一つの回転」という意味があるそうです。

また、ヌーソロジーの語源であるヌースという言葉には、「宇宙的知性」「神の知性」という意味があるそうです。

ですので、「回転する知性、それによって宇宙的知性を呼び起こす」そのような意味があるようです。

動画学習のススメ

個人的な感想として、私は女性で、ものすごい方向音痴でもあるので、逆に回転してしまうとワケワカメ状態になるタイプでして…(笑)

回ることが苦手な方は、3Dアートやプロジェクションマッピングなどを見て、いろいろ思考してみるのもオススメです。

まとめ

目の前の視野空間は2次元射影空間。

なのに、私たちはそこに、ありもしない奥行きを想定して世界を見ています。

それは一体なぜなのでしょうか?

その理由は以前もお話しましたが、

見ている世界に触覚を持ち込んでいるから

だと思われます。

シンプルですよね。

見て、触って、うん!モノの裏側があるね!

で終わり。以上(笑)

なので、私たち人間は意識が転倒していて、意図的に空間をそのように認識するようなっているので、まずは触覚抜きで空間を見る力を養わなければいけないのです。

楽しんで学んでいきましょうね!

次回もお楽しみに♪

コメント

  1. kakuちゃん より:

    はじめまして。kakuちゃん と申します。
    約2年前にヌーソロジーと出会い、自己流で学んできました。

    先月よりヌーソロジーサロンに入会し、昨日はエキスパート向けライブに参加したのですが、前半の半田さんのレクチャーが、抵抗無く「ス―ッ」と頭に入って来ました。
    私の理解力不足のため、半田さんのお話は「??」となる事が多々あるので、この経験はとても嬉しかったです。

    このような経験が出来たのは、natanさんの[noos eggs]を毎日読んで、ノートをとっていたからにほかなりません。
    懇切丁寧な説明と、分かりやすいイラストや動画等を、いつも有難うございます。

    • natan natan より:

      kakuちゃんさん、はじめまして(^^)
      そして、コメントありがとうございます!

      わー、半田さんの言葉がスーッと入ってきたんですね!
      良かったです♪
      ヌーソロジーの概念が身体に馴染んできた証拠ですね。
      ノートも取っていただいて、本当にありがとうございます(*^^*)

      このようなコメントをいただけると、私もサイト更新の励みになります。
      こちらこそ、温かいコメント、ありがとうございます♪

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