私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日は、前回お話した「図と地」の話を、さらに深堀りしていきたいと思います。
◎前回までのお話はこちら↓
ψ3は2次元射影空間
ヌーソロジーでは、目の前に広がる視野空間(ψ3)は
2次元射影空間
だといいます。
射影空間とは簡単に説明すると、「スクリーンに映しだされている空間」みたいなイメージです。
通常「2次元」と聞くと「平面」をイメージしてしまいますが、ここでいう2次元射影空間とは、3次元性を持って映しだされている世界です。
物理学的な2次元の平面は、横から見ると、平面上に描かれたものは歪んだりして形を変えてしまいます。
しかし、2次元射影空間は、どの方向から見てもモノが歪むことはありません。
どの方向から見ても、モノが歪まないのは、モノと背景がセットになって、3次元性を持って映しだされているからです。
モノには絶対見えないものがある
モノと背景がセットなのだから、モノの裏面や、モノから背景までの奥行きなるものは想像でしかありません。
奥行きを想定してしまうのは、
モノの裏側が膨らんでいる。
モノに厚みがある。
という幻想を抱いているからです。
前回もお話しましたが、モノを置いて、自分がモノの周りを回ってみると、つねにモノの裏面は見えません。
モノの周りを回ることで、モノの裏面が見えているように感じてしまいますが、それはすべて正面に切り替わっています。
パラパラ漫画のようなものです。
そしてそこには、絶対に見えない部分がつねに存在しているのです。
「包み込まれている」という幻想
モノの裏側に奥行きを想定してしまうと、モノと背景は別物として認識されます。
そうなると、モノを取り囲む、もしくはそれを包み込む「巨大な空間」が意識の中に生まれてきます。
そして、自分自身もその中に包まれているような感覚が生じてきます。
もし、見ている世界が「モノと背景がワンセット」の2次元射影空間だとわかっていれば、確実に、
自分はこの世界の中にはいない。
自分はこの世界を外から見ている。
という意識状態になり、「包み込まれている」というような感覚は消滅してしまいます。
「包み込まれている」という感覚が消滅すると、自分がいる本当の場所が純粋持続の空間、無限遠点だったと気づきます。
回転学習のススメ
「包み込まれている」という幻想から抜けだすためのファーストステップとして、地道にモノの周りを自分が回ってみるとよいと思います。
自分が見ている視線の一点には、絶対にモノの裏側や空間は存在していません。
ヌーソロジーでは次元の差異や、目の前の視野空間の認識を変えたりするとき、かならず「回る」もしくは「回す」という行為を試みます。
この作業はヌース本来の意味である
旋回する知性
によって進められていきます。
動画学習のススメ
個人的な感想として、私は女性で、ものすごい方向音痴でもあるので、逆に回転してしまうとワケワカメ状態になるタイプでして…(笑)
回ることが苦手な方は、3Dアートやプロジェクションマッピングなどを見て、いろいろ思考してみるのもオススメです。
まとめ
目の前の視野空間は2次元射影空間。
なのに、私たちはそこに、ありもしない奥行きを想定して世界を見ています。
それは一体なぜなのでしょうか?
その理由は以前もお話しましたが、
見ている世界に触覚を持ち込んでいるから
だと思われます。
シンプルですよね。
見て、触って、うん!モノの裏側があるね!
で終わり。以上(笑)
なので、私たち人間は意識が転倒していて、意図的に空間をそのように認識するようなっているので、まずは触覚抜きで空間を見る力を養わなければいけないのです。
楽しんで学んでいきましょうね!
次回もお楽しみに♪
コメント
はじめまして。kakuちゃん と申します。
約2年前にヌーソロジーと出会い、自己流で学んできました。
先月よりヌーソロジーサロンに入会し、昨日はエキスパート向けライブに参加したのですが、前半の半田さんのレクチャーが、抵抗無く「ス―ッ」と頭に入って来ました。
私の理解力不足のため、半田さんのお話は「??」となる事が多々あるので、この経験はとても嬉しかったです。
このような経験が出来たのは、natanさんの[noos eggs]を毎日読んで、ノートをとっていたからにほかなりません。
懇切丁寧な説明と、分かりやすいイラストや動画等を、いつも有難うございます。
kakuちゃんさん、はじめまして(^^)
そして、コメントありがとうございます!
わー、半田さんの言葉がスーッと入ってきたんですね!
良かったです♪
ヌーソロジーの概念が身体に馴染んできた証拠ですね。
ノートも取っていただいて、本当にありがとうございます(*^^*)
このようなコメントをいただけると、私もサイト更新の励みになります。
こちらこそ、温かいコメント、ありがとうございます♪