私の宇宙からこんにちは、natanです。
今回は、第二部の最後のお話「肺と心臓」についてです!
▼ 前回までのお話 ▼
肺について
人間の体は腹身体と頭身体だけで出来上がってはいません。腹身体と頭身体を繋ぐものとして呼吸器系があります。
Ricardoさん:呼吸器系は何をする部位かというと、生物学的には空気中に含まれる酸素を取り入れて、全身に運ぶ器官です。
あるいは、体内にたまった二酸化炭素を外に吐き出す器官ですよね。
Ricardoさん:生物学的にみるとそうなんですが、腹身体の方は物理的な外在性を取り入れて、身体的な空間性に変換しているのが消化器官であり、頭身体の方は情報という外在性を取り入れて、意識としての内在に変換しているのが脳だと、三体では考えています。
どちらも性質の違う空間性を外在的なものから内在的なものに変えるというような働きをしていますが、それぞれの空間性を担保しているのはどこかというと「肺」と「心臓」なのではないかと思っています。
肺は空気という形で外在を内在に取り入れて、肺から心臓へ渡して内在化するとき、内在化した空間性を腹身体の各消化器官に渡したり、頭身体の脳に渡したりして、それぞれの空間性の処理を支えているのではないかなと思っています。
心臓について
この肺と心臓が行っていることは、腹身体と頭身体を等化しているのですか?それとも、三体でいう三位一体の位置づけになるのでしょうか?
Ricardoさん:腹身体と頭身体を支えているのが肺と心臓なので、構造観としては腹身体と頭身体のさらに下位に位置するものだ思います。
身体の構成の中で下位と上位があり、その上位の先に外在性があるとすると、腹身体と頭身体はお互いに外在にアプローチする器官なので上位の構造と考えることができます。
肺と心臓も外在にアプローチしますが、取り込んだ外在性を腹身体と頭身体に供給しますし、さらには筋肉にも酸素を供給しているので、上位である腹身体と頭身体の構造の下で支えていると考えられます。
胎内における人体の発生の際に、臓器として最初に動きはじめるのが心臓なんだそうです。
そういった意味でも、一番最初に動きはじめて、身体の発生を支えて、出生後も身体が外在とアプローチすることをずっと支えているんですよね。
そして、死ぬときも一番最後まで動いているのが心臓ですよね。
Ricardoさん:ですので、生まれた瞬間から死ぬ瞬間まで、心臓が生命の活動を支えているし、三体的にみる外在へのアプローチも支えつづけているのではないかなと思います。
一個体の誕生から、終わりまで心臓が働いてるなら、それはまさに人生時間を司っているようにも見えますよね。
そして、心臓は、ベルト状の一枚の筋肉を丸めた構造をしているという説もあって、まさに筋肉は生命のあらゆるレベルのその時間を意識に生むことに深く関わっているように思います。
第三部へつづく…
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