私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日は、思形ψ9に関わる「言語空間」についてお話したいと思います。
思形は言語空間
前回は、情報空間という特徴を持つ思形は、物質空間と重なっているというお話をしました。
さらに思形は情報空間以外に、「言語空間」という特徴も持ちます。
そしてその言語空間は、情報空間同様、物質空間に重なっています。
思形が言葉を働きに変えて送りだす
言葉の発達は、思形の発達によって起こります。
ヌーソロジーでは、
思形は言葉を働きにかえて送りだす
といわれています。
この働きは、偶数側の空間に及ぼす影響であるため、自我形成に関わってくるものだと思います。
名前が与えられてはじめて、「わたしは○○」という意識が生まれます。
名からはじまる言葉がなければ、自我意識は生まれません。
そして「○○出身」「○○居住」という地名によっても、人生のストーリーができあがります。
また、言葉を発することで自己表現ができるので、自我の多様性が生まれると考えます。
それだけでなく、他者からも「あなたは○○だね」と言われることでも、自我世界ができていきます。
空間に関しても、言葉と情報(概念)が働くことによって、対象(モノ)を中心とした空間が立ちあがってきます。
人間意識にとって言葉は付帯質
そしてヌーソロジーでは、
言葉は人間の意識には付帯質として働く
といわれています。
付帯質の意味は多々あると思いますが、今回の文脈では、「付帯質=物質」として捉えるとよいかと思います。
言葉が付帯質になる例①
分かりやすい例をあげてみます。
受動的な意識の人間は、話の本質をつかむことが苦手です。
そのため、相手が話す内容に対して、
結論はどっち?良いの?悪いの?
と判断を求めてしまう傾向にあります。
「良い」が生まれれば、同時に「悪い」が生まれる。
結果的に、言葉によって二分化された世界が創造されます。
人間の意識にとって、言葉は統合できないものなんですよね。
言葉が物質のように働いている、まさに付帯質です。
言葉が付帯質になる例②
また、前回のお話にもつながりますが、私たちは物質空間内で他者と会話しているようでいて、本当は意識領域でもコミュニケーションを取っています。
私たちは耳から音として入ってきた言葉だけで、コミュニケーションを取っているわけではないのです。
「言葉(音)が耳から入ってきて、コミュニケーションを取っている」、この意識の持ち方が、潜在化した思形の姿なのかもしれません。
そして、この考え方そのものが付帯質なんだと思われます。
文字は時空を超えたもの
そして、言葉を語る上で外せない「文字」について。
言葉はいろんな表現に変えて、書き表すことができます。
言葉はそれを書き表すと「文字」になります。
ときには、図形や絵として書き表す場合もあるかと思います。
私たちにとって文字や図形といったものは、音としての言葉の延長上にあるものだと考えていると思います。
大雑把にいえば「ただの記号」みたいなイメージですね。
しかし、それらは本当はただの記号ではないのです。
それらは…
高次領域と物質界をつなぐ魔法の記号
だと考えます。
数式や図形などは、もともと自然界に存在していません。
直線や平行線、丸なども自然界に存在していないのに、それらを用いれば、自然界の法則や宇宙の法則が解明できます。
文字も同じく、情報空間にあるもの、さらに高次領域の情報さえも、文字によって書き記すことができます。
そして、それは時代を超えて生きつづけます。
文字は時空を超えたものです。
何千年も前の書物を読むことで、現代にいる私たちは、古代人の智慧を手にすることができます。
そのとき、時空を超えた情報空間にアクセスしているということになります。
文字や図形といった書き記すものがないと、私たちは情報空間から情報を下ろして、世界を創造することができません。
ヌーソロジーやシュタイナー思想、その他宇宙論について本を通して学ぶことは、情報空間をさらに超えた領域にアクセスしていることになると私は思っています。
だから、本を読むって大事だなと思うのです。
ですので、文字や図形といったものは、宇宙と物質界をつなぐ魔法の記号だと思っています。
まとめ
言葉はもっともっと奥深い要素を持っているので、次回も言葉について別の視点からお話してみたいと思います。
次回もお楽しみに♪
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