私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日は、次元観察子ψ1~2の解説をします。
▼ 参考文献 ▼
前回のおさらい
前回の復習です。
次元は「点」からはじまるのではなく、
次元は「時空」からはじまります。
そして、ヌーソロジーではモノの内部空間であるψ1~2の領域から、
人間が時空を認識するための「観念」が生まれている
と話します。
前回の記事を読んで、ヌーソロジーの大先輩であるΦ=WHY?さんが、こう感想を言ってくださいました。
空間がパンだとしたら、時間がバターのように浸み込んでいくのがよくわかりました。時空はブレッド&バターだったんだ!と(笑)
パンという空間に、ジュワッと染み込むバターという名の時間。
すごく素敵な表現でしたので、みなさんにもぜひシェアしたいと思ったので、ここでご紹介させていただきます♪
ψ1~2の解説(本家)
さてさて、ここから今日の本題です。
では早速、「モノの内部空間」であるψ1~2の領域について見ていきましょう。
膨張と収縮
まずモノの内部空間であるψ1~2は、一つ前の空間観察子の世界で誕生した、
膨張・収縮
という動きを取ります。
この「膨張・収縮」という動きが、ψ1~2へ凝縮化というカタチで引きつがれ、モノの内部空間となります。
単純に、ヌースとノスの二つの力が拮抗して、モノの内部空間を生成していると捉えてもいいかもしれません。
「ψ1:空間」「ψ2:時間」
そんな中、ヌーソロジーではψ1~2それぞれの力の方向性を、
と定義しています。
モノの内部空間から「時空」に対する観念が生まれているということなので、こういった分け方になっていると思います。
私はこれまで、ヌースとノスの力を意識活動として見てきたので、空間認識の場合も、それぞれの力が自分の意識にどう働かけているのか?と捉えると、もっとわかりやすくなりそうだと考え、ここにオリジナルのアレンジを加えて考えてみました。
それは、ヌース(奇数系観察子)とノス(偶数系観察子)それぞれの力を
人間の意識に働きかける力
として捉えてみるのです。
ψ1~2の解説(私なりの解釈)
これは私の個人的解釈を含みますが、次元としての空間は「意識構造と同じである」と以前お話しましたね。
ということで、次元としての空間が生成されるとき、人間の意識もそこで生成されている、ということだと思います。
なので、本家ヌーソロジーが「モノの内部から時空認識の観念が生まれている」という言葉どおりに、ψ1とψ2はそれぞれ、
が生まれているというように、まずは整理してみます。
そして、この二つの意識が時空に対する観念になるわけです。
ψ1:マクロ方向
ψ1は「膨張」という動きですが、この動きは
マクロ方向へ向かう意識の生成
として捉えることができます。
この力が人間の意識に何を働きかけているかというと、
ψ1:モノの内部の広がり(空間)を認識する
というような、無意識的な意識を生成しています。
「ψ1:膨張」という動きは風船でたとえるならば、風船が膨らむことで、私たちはその風船の形を捉えることができますよね。
それと似たような意識状態だと思ってみてください。
ψ2:ミクロ方向
そしてψ2は「収縮」という動きですが、この動きは、
ミクロ方向へ向かう意識の生成
となります。
すると、ψ1でモノの内部の広がりが出現することによって、「この地点からあそこの地点までの距離」というように、「尺度」が発生します。
上記の風船を例にあげると、尺度が発生することで、私たちは風船が「大きい」のか「小さい」のかを認識することができます。
それは空間でも同じことで、この地点からあの地点までは「遠い」のか「近い」のかを判断したり、それをもとに「時間」を計ったりしています。
私たちはモノを「広がり」だけでは認識できず、そこに尺度や時間を与えることで、ようやくモノを概念化させることができるようになります。
よって、ψ2は受動的なノスの力なので、
ψ2:人間に「尺度・時間」を認識させてモノを概念化させる
ということになります。
こうして私たちは、「時空」に対する観念をψ1~2の領域で持つことになります。
空間の広がりだけでモノを認識できない私たち
では、なぜ私たちは「空間(広がり)」だけで、モノを概念化することができないのでしょうか?
それは、
人間の意識が転倒させられているから。
この答えに行きつきます。
空間の広がりを認識する「ψ1:膨張(拡大)」が無意識化しているんです。
そして、時間を認識する「ψ2:収縮」は顕在化しています。
なので、モノでも空間でも、ありとあらゆるものに「大きさ」や「距離」を当てはめないと、認識できないようになっていると考えました。
ψ1~2:点球次元
ヌーソロジーでは、次元をそれぞれ「球体」で表現していきます。
そして、空間としてのスタート次元である「ψ1~2:モノの内部空間(モノ自体)」も球体で表現します。
3次元空間とはモノの周囲に空間があって、はじめて3次元空間が成立すると考えるため、「モノの内部性は3次元空間とは見なさない」という観点から、モノとしての球体を「点」つまり「0次元」として見なします。
よってヌーソロジーではψ1~2の領域を、
次元名称:点球(テンキュウ)
とよんでいます。
前回、「時空は0次元」だとお話しました。
その言葉の意味は、私たちがモノの内部空間であるψ1~2をベースに、「時空」という空間性を作りだしており、ψ1~2は「0次元」なので、同じく時空も「0次元」ということになります。
よって、時空はヌーソロジーにとって「0次元」であり、空間構造のスタートは「時空」からはじまるのです。
触覚について
触覚による時空の発生
そして、この「時空」に対する観念が生まれるに至った一番の要因こそ、私たちの
触る
という行為です。
以前もお話しましたが、ψ1~2の領域は人間の知覚器官でいうと、触覚の次元に該当します。
触覚で尺度が発生するメカニズム
触覚という視点で、再度ψ1~2を見てみると、「無意識化」「顕在化」の意味が何となくご理解いただけるかと思います。
ゴルフボールを握ってみる
まずは目を閉じて、手のひらに収まるゴルフボールを握ってみます。
このゴルフボールは、私のコリほぐし用のアイテムです。←どーでもいい話(笑)
ゴルフボールを握ると、握った瞬間に手の中にゴルフボールの圧迫感のようなものを感じますよね?
あ、このくらいのサイズね!
このとき、ゴルフボールの純粋な空間的広がりより、大きさの方を自動的に感じますよね。
これが受動的なψ2:尺度(時間)に該当すると考えます。
そして、空間的広がりは無意識化しているので、あまり意識的に感じないかもしれません。
本を触ってみる
もっと大きいもので試すと、よりわかるかもしれません。
先程と同じく目を閉じて、モノに触れてみます。
触ると手のひらに、「かさばり」や「広がり」を感じますよね?
それらを感じ取っている意識状態をψ1だと思ってみてください。
しかし先程も触れましたが、私たちの意識は転倒させられているので、かさばりを感じただけではそれが何なのか理解することはできません。
では、私たちがモノを把握するためには、どういうことをすればいいのか?
それは…、
手をスライドさせて尺度を測るんです。
この行為によって、ようやくそのモノの大きさを知ることができます。
この尺度を測ったり、手がスライドし終えるまでの時間で、大きさを計測したりして、モノを概念化している意識状態がψ2になります。
ψ1~2は見えない次元
でも、ここで多くの方は、こう思うのではないでしょうか?
モノの大きさは「見ただけ」で大体わかるよ。
ここで注意すべきことは、触覚の次元であるψ1~2の領域は、
まったく何も見えない状態で、モノを認識している次元
なんです。
上記の図にも表記していますが、「見る」という行為は次のψ3~4の領域で、はじめて行われるんです。
ψ1~2の段階では、まだ何も見えていないんです。
何も見えていない状態で、触覚だけでモノの広がりや大きさを認識するのが、ψ1~ψ2の領域なのです。
まとめ
さぁ!ここでようやく、私たち人間の誤った空間認識について触れるとしよう!
と思ったら…あれれ?
いつものように話が長くなってしまったので(笑)
次回は今日のお話をベースに、「人間の意識がこのモノの内部空間に落ち込んでいる」という衝撃のお話をしたいと思います!
次回もお楽しみに♪
▼ 参考文献 ▼
コメント
解説ありがとうございます!
ψ1の膨張もψ2の収縮も「動き」であって、どちらも時間的なんじゃないか?
となんとなく疑問に思っていました。
やはり動きや変化という観念も、比較による尺度の観念によるものなのでしょうか?
そういう先入観がψ1の空間に覆いかぶさって見えなくしているのだとすると、いろいろと納得できます。
unoさん、コメントありがとうございます(^^)
ψ1というものが元々存在していて、そこにψ2が出現してくることで、それを一段上のψ3~4から見ると膨張と収縮の「動き」になっているのだと思います。
動きや変化の観念は、尺度や時間の観念がないと生まれないので、そうかもしれません。
なので、ψ2の働きは重要ですね。
そう、覆いかぶさって見えなくなってしまうのが「中和」という働きですね。