私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日はヌーソロジーでおなじみの、「幅の世界」と「奥行きの世界」についてお話したいと思います。
幅の世界とは?
ψ5~6の領域において、ようやく他者存在が出てきます。
ヌーソロジーでは、他者を通して見る世界を
幅の世界
とよびます。
「幅の世界」とは、空間認識において、他者の後ろにある空間を自分の世界にも適応させて、「幻想の背後空間」「幻想の奥行き」を作りだしているというお話でしたね。
それ以外に、「幅の世界」はいろいろな意味を持ちます。
「幅」で見る世界とは、あらゆるものが
数値化される世界
なんですよね。
空間でいえば「距離」や「時間」なんですが、それ以外では、
私たち人間は、何でもかんでも数値化して、それをもとに評価します。
他者という存在があって、はじめて「幅」という世界が立ち現れてくるわけですが、そこにはかならず「自己同一視」という自我特有の鏡の意識があり、そこから比較・競争が生まれているんだと思います。
なので、自我にとっては、他者より上に立つことで幸せを得られる、みたいに思っているところがあります。
ですが、それでは幸せになれないと人々は気づきはじめているのが、今の時代なのかなと思います。
社会の常識や固定観念などは、「幅の世界」からはみ出さないようにするための、目には見えない「壁」だと思うのです。
進撃の巨人みたいな、巨大な壁です。
進撃の巨人のストーリーも、壁の外に真実があるわけで、そう考えると、「幅の世界」はとても狭い世界だなって思います。
もちろん、ときには幅の基準に合わせることも必要です。
ですが、自分の好きなこと&やりたいことまで、他者の視線を気にしてできない!というのは、ちょっと違うよねと思うのです。
奥行きの世界とは?
奥行きは「心の中」の世界
また、「幅の世界」ではなく主体の世界は
奥行きの世界
です。
「純粋持続の空間」ともいいます。
ψ3やψ5という奇数系観察子を顕在化、もしくは体感を通して理解するためには、「心の中」を思考すると私は考えています。
その思考は、持続空間への直接的なアプローチになると考えているからです。
なので、
「奥行きの世界」は心そのもの
だと私は考えています。
誰でもリラックスする瞬間ってありますよね?
ψ5の感覚が芽生えてくると、そのときの安らぎが空間全体に浸透して、意識がドーンとその空間に腰を据えるような感覚になってくるのです。(個人的感想)
そこで気づくんです。
あぁ、「今、ここ」って”ココ”のことなんだ。
奥行きは海の中のような世界
これは私の個人的な感覚なので、参考程度に聞き流してくださいね。
主体の世界は自分の心そのものなので、そこには記憶や想い、そして過去と未来が息づいています。
意識の置きどころがわかって、それがより確固たるものになってくると、見ている「前」という空間にもその記憶や想い、過去と未来が溶け込んでいるような気がしてくるのです。
たとえるなら、真の「奥行きの世界」は海の中みたいな感じ。
海は恵み豊かですよね。
そんな恵み豊かな海の中に、過去や未来などが息づいているんです。
そこに、命の営みを感じるんです。
でも、それは海の中でのことなので、今の私はまだハッキリとは見えないのです。
海上から海の中が見えないように。
しかし、たまにその過去や未来たちが水面からピョン!と顔を出してくるときがあるんです。
過去であれば記憶が形を変えて現れたり、未来ならいわゆるシンクロニシティ的なものとして出現したり。
そのとき、「あぁ、過去も未来も”ココ”にあるんだな」と実感するんです。
奥行きの世界は自分だけの世界
ちょっとスピ的でヌーソロジーっぽくない話ですね(笑)
しかし、ψ5である主体の身体性を獲得すると、空間が自分の想いに連動してくるような感覚を得るんです。
なぜなら、空間は「ワタシ」であり、空間は「わたしの心」そのものだから。
自我側から見れば、主体が自分自身を導いてくれているような感覚になり、主体側から見れば空間が連動することに対して、「自分の心の中なんだから当たり前でしょ」な~んて思えてくる。
自分の好きなこと&やりたいことも、本当はその奥行きの世界で息づいているものなのです。
それを、幅の世界に囚われて、諦めてしまうのはもったいないと思うのです。
意識が顕在化していなくても、好きなことやりたいことはやるべきだと思うのです。
そうやって自らが行動することも、また違ったルートで意識の顕在化につながると思うからです。
自分に対する絶対的な信頼感
個人的にはψ3やψ5を体感するまでに、いろんな苦しい体験をして、そこから自分と向き合ってようやく奥行きの世界、心の世界に出ました。
なので、「自分」に対して絶対的な信頼感があります。
何か不安なことがあっても、
意識を”ココ”に置いておけばいいんだ。
私なら絶対大丈夫!!
という、強い想いを持てるようになりました。
ψ5は「自分軸」でもあると考えますが、その軸が持てるのは、自分に対する信頼感があるからです。
自分軸=信頼感
自分軸を持ちましょう。
と言われても、気持ちだけで引っ張っているような感じがありますよね?
だから、すぐ不安になって、他者側に意識が傾いてしまう。
しかし、真の奥行きを実感すると、気持ちで引っ張らなくてもよくなると感じます。
「軸」とは言いますが、そこは本来の自分がいる場所であり、自分そのもの。
そのときの自我は、その自分という空間に包まれているのだから、自我自身も安心できるのです。
なので、持続空間がじょじょに開き、意識にも変化が起こっていくと、自我意識もそれに合わせて成長していっているような気がします。
「幅」と「奥行き」は意識のあり方の違い
このブログでは、今、空間認識をご紹介しているので、どうしても「幅」や「奥行き」と聞くと、空間的なものとして思考してしまうかと思います。
ですがヌーソロジーでいう「幅」や「奥行き」といったものは、
意識のあり方
として捉えるとよいと思います。
そこでどういった意識の活動が行われているのか、日々ご自身の感情や思考に意識を合わせて、観察してみてください。
そういった作業によって、ヌーソロジーが伝えたい、本当の「幅」と「奥行き」の意味が理解できるようになると思いますよ。
まとめ
ちなみにヌース界隈では、人間社会のことや他者軸で動くことを、
というように、日常的に使うのがツウみたいです(笑)
日常の中で「これって幅的だよね~」なんて使ってみると、ヌーソロジーの概念がより身近に感じられるようになりますよ!
次回もお楽しみに♪
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