私の宇宙からこんにちは、natanです。
今日は、ヌーソロジーの観察子ψ9以上の学習をはじめる前に知っておきたい、魂の基本構造についてお話したいと思います。
魂とは
これから、次元観察子ψ9以上の学習を進めていきます。
ψ9以上の領域は、「魂領域」であり、魂の働きによって私たち人間は、一生の中で意識発達を行っていけます。
今日はシュタイナーの教えを参考に、人間の魂についてお話したいと思います。
▼ 参考書籍 ▼
魂や体は根源の霊が変容したもの
シュタイナーいわく、
魂とは私たちの思考や感情、意志の働きをもたらすもの。
と言います。
よく魂と同じように「霊」という言葉が使われますが、シュタイナーはこう言います。
魂と霊は違う。
霊とは魂のさらに奥、さらに上位にある力で、私たちに魂の働きそのものをもたらしている力であり、霊とは人間の最奥の本質のことだそうです。
それと同時に、霊は宇宙創造の根源力でもあり、
魂や体は、根源の霊が変容したものです。
ちなみに、シュタイナーがいう「霊」とは、真の自我性を持った「高次自我」のことでもあります。
魂はアストラル体が高度化・個体化したもの
上記のお話を、もう少し深堀りしてみましょう。
まず、人間は上位から「自我→アストラル体→エーテル体→肉体(低次自我)」という構造になっています。
そして、自我とアストラル体は全宇宙に浸透しています。
それが、人間が霊的宇宙を知覚し、認識できる根拠となっています。
つまり、もともと人間の自我、アストラル体は宇宙と一体なのです。
しかし、それではただ宇宙と一体なだけで、対象を明確に意識化できないので、肉体自我を通じて「自己独立性」を形成しています。
そして人間の魂とは、
人間のアストラル体が変化し、高度化・個体化したもの
だそうです。
過去記事でもお話していますが、魂はアストラル領域に属しています。
肉体自我にとって、魂は高次元に存在する、まったく手の届かない未知の存在という印象を持ってしまいます。
だからこそ、魂という大きな存在によって、私たちは受動的に生かされているとも感じてしまいます。
しかし本来は、魂によって私たちは受動的に生かされているのではなく、魂と肉体自我は互いに連携し、密接に関わり合いながら、ともに進化しつづける存在なのです。
その魂と肉体自我の連携を成立させているものが、
知覚
です。
「知覚」と聞くと、私たちは「外在世界を認識する機能」としかイメージしませんが、この「知覚」の本質は魂と肉体自我を結ぶものなのです。
今後、当サイトでは、ヌーソロジーのψ9~10、ψ11~12の領域を学んでいきますが、この領域は
自己意識を形成する魂領域
となっています。
そして、魂領域を学ぶということは、言い換えると、知覚そして知覚から認識→判断→決断するという一連の意識活動の流れを学ぶということでもあります。
これが魂の勉強?まるで心理学みたい!
と思われるかもしれませんが、これが魂の勉強です。
もしかしたら心理学系の学問とは、宇宙的に見ると、「魂の働き」について研究されているものなのかもしれません。(あくまで予想)
知覚と魂
知覚は魂に刻印をする
シュタイナーは言います。
「人間の知覚」と「人間の魂」は違う。
このことは、簡単な事実から確認できます。
たとえば、同じ料理を食べても、ある人は「おいしい」と感じ、ある人は「おいしくない」と感じます。
当たり前ですが、知覚対象が同じであっても、個々人によって知覚を通して感じるものは異なります。
知覚とは、ダイレクトに魂とつながりを持っているため、知覚を通して個々人の違う印象が魂に刻印されます。
知覚は「魂」と「魂の外部」をつなぐ
知覚は「魂の外部」と「魂」を結ぶものであり、その意味で、知覚は魂の外部に属しているそうです。
この意味をヌーソロジー的に見てみると、「魂の外部」とは元止揚領域のことであり、知覚を通して上位のψ9以上の観察子と結ばれ、そして個人の印象を刻印しているという流れになると思われます。
魂はこのように、知覚器官を通じて外部と接し、瞬間瞬間にその知覚内容からその人固有の印象を刻印していきます。
さらに、この魂に刻印された個人の印象を「記憶」として、ふたたび魂の外に送りだしながら、意識活動を営んでいるそうです。
シュタイナーはこう言います
魂は時間とともに変動している、内的構造体である。
時間とともに変動するからこそ、私たちの意識と魂は一緒に進化するわけですね!
「記憶」としての脱皮
そして魂は、知覚によって生みだされる独自の印象を
つねに「記憶」として脱皮させている
そうです。
この「記憶」は、エーテル体に担われています。
エーテル体とは、ヌーソロジーでいうところの元止揚の奇数空間に該当し、「純粋持続の空間」といわれているところです。
この記憶の脱皮は、物質世界の知覚内容から生みだされる、個々人の魂の印象を記憶として蓄え、その「印象の記憶」から「持続する私」という肉体の自我意識を生みだしているそうです。
この「記憶」を通じた「持続する自我意識」が、肉体自我の自己独立意識を強固なものにしています。
ちなみに、このような人間の意識活動と記憶全体を統括しているのが、高次元に存在する(高次)自我です。
知覚もさることながら、この「記憶」に関しても私たちは、その本質を全然知りませんでしたね。
記憶はただ蓄積されているものだと思っていましたが、知覚から個人の印象を魂に刻印し、それを魂外部へ脱皮させたものが記憶。
結果的に
知覚=記憶
という関係が成り立つのだと思われます。
だから煮物の匂いをかぐと、実家を思い出したりするんですね(笑)
セイクレッド・スター情報より
シュタイナー思想以外で、魂に関して大変興味深いお話があります。
以下の話は、今後のヌーソロジー勉強につながると思ったので、ご紹介したいと思います。
「セイクレッドスター」という、チャネリング情報からご紹介します。
「集合」から「個」へ変化した魂
セイクレッドスターによると、魂とはもともと下記のようなことを指すそうです。
しかし、セイクレッドスターによると、今の魂は固有の特性を持っているといわれています。
私たちが死を迎えると、死後、一生の経験のメモリーはみな、エネルギー波動として残留するそうです。
その残留したエネルギー波動の塊によって、魂が個人の一生の体験を蓄積するそうです。
そのため、魂が属性を持つようになり、結果として、もともと集合意識そのものだった魂が、固有の特性を持った、個性化したそうです。
これまでシュタイナー思想のところで、私たち人間は霊的な下降を通して、集合的な意識から自我形成のために、意識を個別化させてきたとお話してきました。
セイクレッドスターの内容を採用するならば、太古の昔、自我意識をほとんど持っていない時代の人間は、純粋に「魂=集合意識」だったのかもしれません。
シュタイナー思想でセイクレッドスターを読みとくと、自我形成のため個々の意識を持つと同時に、魂も個性化したという感じになると思われます。
個性化によって、「魂=本当の私」といったイメージが定着したのかもしれません。
そして、魂とはもともと集合意識であるため、現状では
個性化した魂の集まり
として存在しているのかもしれません。
末端に行くほど個性化する魂
シュタイナーいわく、魂領域ははるか高次元まで広がっているといいます。
ヌーソロジーでは魂領域としてψ9~10、ψ11~12を取りあげますが、それ以上の領域も、魂領域に含まれるそうです。
魂に関して、何が正しい情報なのか判断することは難しいですが、シュタイナー思想、セイクレッドスター、ヌーソロジーの上位観察子の構造から考察すると、高次元方向は魂が一体化傾向にあり、次元下降するごとにそれらが個性化していく、そのような構図がイメージできます。
魂の末端にいくほど個性化している(個性化の集合)
みたいな感じでしょうか?
魂は人間意識に働きかけるものでもあるため、末端にいくほど個々人の意識を生みだす魂となって働いている、という感じかもしれません。
今後学んでいくψ9~10、ψ11~12領域も「自己意識を形成する魂領域」となっていますからね。
ちなみに、セイクレッドスターでは、
ここまで魂が個性化しなくてもよかったのですが…。
と皮肉混じりに言われています。
そ…そんなこと言われても…(笑)
集合体としての魂について
魂は国家や社会でもある
魂が末端に行くほど個体化し、一人の人間の自己意識を形成するのであれば、次元が上がれば上がるほどそれは、「社会・国家」として魂が存在しているということでもあります。(個の意識の集合=社会)
ヌーソロジーでも、ψ9以上の領域は「組織」「社会」「国家」として捉えられています。
そして、ここが面白いところなんですが、魂領域に存在するものは形を持っていないんです。
既成概念や固定観念など、
として存在しており、抽象度が高くなるイメージです。
魂の進化とは、社会そのものを変えること
どうしても集団を形成するときは、団結することが求められます。
そのため、集団意識には必然的に、ルールというものが出来上がります。
まさに社会や国家は、強固なルールによってまとめられています。
現状は低次自我の集団によって、社会や国家は形成されています。
ですので、ヌーソロジーやシュタイナー思想を通して魂の働きを学び、意識の顕在化を目指すという作業は、個人の魂の進化と同時に、既存の社会をも変えていく力を持つと考えます。
まとめ
以上、魂の基本構造のお話でした。
この構造をもとに、これから人間の意識発達における、次元観察子ψ9以上を学習していきます。
魂の構造ははじめて知った方も多いと思いますので、今回のお話をくり返し読んで、理解を深めてくださいね。
次回もお楽しみに♪
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